岡山放送局

2008年12月5日 18時36分更新

900万円の詐欺 男を逮捕

「生コンクリートの取り引きに投資すれば配当金が得られる」などとうそをついて、倉敷市の会社社長から900万円をだましとったとして、広島市の派遣社員の男が詐欺の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、広島市南区の派遣社員、江じり秀樹容疑者(50)です。
警察の調べによりますと、江じり容疑者は、「生コンクリートの取り引きに投資すれば、配当金が得られる保証金制度がある」などとうそをついて、倉敷市に住む知り合いの建設会社社長から、去年4月から7月にかけ、現金あわせて900万円をだましとった詐欺の疑いがもたれています。

当時、岡山県内で生コンクリートを売買する仕事をしていた江じり容疑者は「投資金額を上積みすれば配当金も増える」ともちかけ、この社長に2度にわたり、投資金額を増額させていたということです。

しかし、約束の期日が過ぎても金が支払われず、江じり容疑者の行方がわからなくなったため、この社長が被害届を出していました。

警察の調べに対して、江じり容疑者は、「だましとったことは間違いないが、返そうと思っていた」と供述し、容疑をおおむね認めているということです。

警察では、犯行の動機や経緯を詳しく調べることにしています。