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社会
未熟児死亡 道立子ども医療センター マニュアルを守らず(12/06 08:15)札幌の未熟児が七病院に受け入れを断られ、新生児集中治療室(NICU)がない病院への搬送後に死亡した問題で、道は五日の道議会予算特別委員会で、空きベッドがあった道立子ども総合医療・療育センター(札幌市手稲区)が救急搬送の依頼に対し、マニュアルに沿った対応を取らなかったため、受け入れ判断が遅れたことを明らかにした。 道によると、センターに札幌市消防局が搬送依頼してきたのは昨年十一月十五日午後十一時半。電話を受けた当直医は受け入れが判断できるNICUの担当医に転送しようとしたが、うまくいかず、かけ直しを依頼し、同十一時五十分に再び搬送依頼が来るまでセンターから連絡しなかった。救急から電話を受けた担当医が受け入れ可能か確認作業を始めたが、その間に他の病院へ搬送が決まった。 同センターの救急対応マニュアルでは、当直医と専門医が密接に連携し、対応する決まり。当時、同センターのNICUには空きが一床あり、道は「初期対応の不手際や医師の連携が不十分で、結果的に要請に応じられなかった」(道立病院管理局)と対応のまずさを認めた。 共産党の花岡ユリ子氏(小樽市)の質問に答えた。
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