注目番組の視聴率

●安住紳一郎は罪作りな男

《１７．５％》

　ＴＢＳが来春、ベルト番組の大改革をやるそうだ。中高年の大物司会者を一掃し、低コストの若手などを起用することになるという。ＴＢＳにこんなプランが浮上したのは安住紳一郎にも“責任”があるのでは。

　というのも、火曜１８時５５分から放送している安住司会のバラエティー「ぴったんこカン・カン」は今もハイアベレージをキープしている。

　１１月には、２回１５％以上を記録。１１日が１６．６％、２５日が１７．５％（ビデオリサーチ調べ・関東地区）だった。局アナで給料しか払わなくてもいい安住で、これだけ結果が出ているのだから、大物を大掃除したくなるＴＢＳに納得。

　民放のコストカットはこれからさらに強化されるから、この流れを止めるのはもはや不可能。

●５５年記念特番はたけしに軍配

《１７．２％》

　日本テレビが“ビッグ３”競演として２８、２９、３０日の３日間、「開局５５年記念番組」を放送した。２８日は明石家さんまの「明石家さんまに聞きたかったのはそういうコトだったのね」、２９日はタモリの「タモリ教授のハテナの殿堂？」、３０日はビートたけしの「ビートたけしの今まで見たことないテレビ」。

　結果はさんまが１１．８％、タモリが１６．９％、たけしが１７．２％（ビデオリサーチ調べ・関東地区）。曜日によって有利、不利があったと思われるが、たけしに軍配が上がった。

　さんまは多趣味なキャラ全開、タモリはやる気のなさ全開、たけしはバカバカしさ全開。視聴者はバカバカしいたけしをもっとも面白がったということだろう。

（日刊ゲンダイ2008年12月2日掲載）