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heartbreaking.



December 06(Sat), 2008

[]楽しそうではない相手と、楽しめるわけがない

俺は特に売れてるわけではない。店のナンバー1でもナンバー2でもなく、何でもない存在です。業界慣れしていない性格の良さだけでごく少数のリピーターを確保しているだけです。どっちかというと事務所でじっと待機している時間のほうが長い。一件も仕事がない日もある。誰が待ってるか分からない部屋の、ドアを叩く前のプレッシャーに押しつぶされることもなく、今日は何もなく終わったな・・・ と、0円でもそれはそれで何処かホッとしながら帰路につく。あ、仕事のない日は、0円です。ああ今日は、まんこの休暇日だったんだ。でも、あまり0円の日が続くと、店にとっても光熱費を消耗するだけのお荷物になってしまうので、出るときは一回一回、覚悟を決めて出ないと。覚悟って大げさかもしれないけど、初対面の人に自分を受け入れてもらえるように振舞うのはとても神経つかう。中にはキスを拒む客や、フェラもさせてくれない客も居る。ゴムつけてフェラしてくれとかいう客居るけど、こっちはヤル気失くす。残るは俺の苦手なローションプレイや素股ですか・・・ 申し訳ないなあと思いつつ素股をしていると、相手は無表情だったりするので、あー、ここで俺が声出したほうがいいのかなあと思って、あ・・・ あ・・・ とかワザらしく声出してみるけど、何だか非常に虚しいだけだった。

事務所で、はてブして暇つぶししようかなと、ドコモパケ放題プラスにした。よく売れる子は事務所にほとんど居ない。俺はそんなに売れないので事務所に居る。でも実は事務所で一人でじっとしてるのも好きなんだ。ジュース飲んだりお菓子食べたり自由だし。疲れて寝ていても誰も咎めはしない。接客も、いい客に当たると、逆に気遣ってもらえたりビールを飲ませてくれる客も居る。客次第で、俺も楽しくて心から笑ってるときもあるし、なんだか虚しいなあと無口になるときもある。

何が言いたいかというと、お互いが「楽しもう」という気持ちがあれば、如何様にも楽しくなるってことです。一緒に楽しもう、という気持ちを相手に見せることでお互いが気持ちよく時間を共有できるようになる。ただ、やるだけじゃなくて、隣に寝て会話をすれば、人生の幅がぐっと広まる。会話しないで黙々とやるのも相性がよければいいんだろうけど、でも会話が無いと相手がどんな人なのか怖いじゃない。話聞くから何か話してくれよ。

2chとかに張り付いてるような子供じゃなくて、しっかりと人生を歩んできたいい客に当たると、ああ風俗の仕事も悪くないなあ、勉強になったなあと嬉しく感じる。誰を切り捨てて、誰を守るべきなのか・・・ その選択だけは誤らないように、自分の人生に何かしらイイ影響を与えてくれそうな客は大事にしたいなあと思いました。

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