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【国際】

ドバイ不動産ぐらり 巨大開発見直し

2008年12月3日 朝刊

 【カイロ=浜口武司】豊富なオイルマネーと積極的な大規模開発で潤った湾岸諸国の経済に急ブレーキがかかっている。特に地域の中核として発展してきたアラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは、欧米の景気後退を機に投資の回収を急ぐ動きが加速し、不動産の投げ売りが急増。世界の注目を集めた巨大開発計画も縮小を余儀なくされている。

 ロイター通信によると、UAE政府は先月24日、ドバイの銀行部門や不動産取引へ本格的な介入を開始。住宅ローン会社など2社の合併を支援するため新たに設立した「首長国開発銀行」への公的資金注入を決めた。UAEが公的支援を行うのは初めて。

 これに先立ち、政府高官と財界首脳の9人からなる特別委員会が発足。ムハンマド首相(ドバイ首長)に直接財政上の助言を行う同委員会のアルアッバール氏は記者会見で「今後、中小開発業者の合併が進むだろう。支出の合理化と計画の整理を進める」と話し、現在進行中の巨大開発の縮小や中止の可能性を示唆した。

 ドバイの不動産売買では、来年完成予定の高級住宅が原価の半値の約570万ドル(約5億5000万円)で売りに出されるケースもあるという。

 

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