リラックスした表情で記者の質問に答える益川敏英教授(関西空港で)=金沢修撮影 |
ストックホルムで10日行われるノーベル賞授賞式に出席するため、物理学賞受賞の益川敏英・京都産業大教授(68)と小林誠・日本学術振興会理事(64)が5日、それぞれ関西空港、成田空港を出発した。
出発前に空港で会見した益川教授は、抱負について「特にない。来いというから行くだけ」と、冗談めかしの“益川節”を披露した。
式では「世界に人類の英知を行き渡らせることが大切と訴えたい」とするが、英語が嫌いで、受賞記念講演(8日)も日本語で行う。「英語が話せるに越したことはない。『英語なんか話せなくてもいい』という風潮が広がるのはよくない」と話した。
小林さんも空港で会見。「これまで、日本が貢献してきた点を講演で訴えたい」と語った。
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