ニュース: 事件 RSS feed
【大相撲八百長訴訟(7)】「八百長ない」を連発 無気力相撲との差にはしどろもどろの北の湖前理事長 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:大相撲
《原告でもある日本相撲協会の北の湖前理事長への質問が続く。北の湖前理事長は椅子にどっしりと腰を落ち着け、まっすぐと裁判長を見据えている。講談社側の代理人は、相撲協会内に懲罰規定も存在するという『故意による無気力相撲』について、見解を質した。午前に出廷した元小結の板井圭介氏らは『八百長と同義』と説明しており、北の湖前理事長が八百長の存在を認めているかどうかを知るための、重要な質問だ》
講談社側の代理人「故意による無気力相撲とは、どういうことですか?」
北の湖前理事長「それは、八百長ということではないと思います」
講談社側の代理人「そんなこと聞いていませんよ」
北の湖前理事長「けがや病気をしたままで、(場所に)出ることです」
講談社側の代理人「故意による無気力相撲をとった力士は、負けるのですか?」
北の湖前理事長「負けるかは分かりません。(勝負は)一か八かですから」
講談社側の代理人「故意による無気力相撲は、相撲協会が認定したものでしょう」
北の湖前理事長「けがで無理して出る場合もあるでしょ。そういうことを言うんだと思います」
講談社側の代理人「けがでも、一か八かで(場所に)出るんですか?」
北の湖前理事長「けがでも無理をして出ると、そういう風に見られるおそれもあります。八百長ではありません」
《なまり混じりで懸命に答える北の湖前理事長。しかし、八百長との違いを説明しきれず、しどろもどろになる場面も。講談社側代理人の横に座っていた記事の執筆者、武田頼政氏は『わけわからん』と吐き捨てるように言った。堂々巡りの質問が続き、裁判長も間に入る》
このニュースの写真
関連ニュース
- 【大相撲八百長訴訟(8)完】「無気力相撲ないので調査も不要」と北の湖前理事長
- 【大相撲八百長訴訟(6)】「理解できない」「デタラメだ」…板井氏の八百長証言に北の湖前理事長
- 【大相撲八百長訴訟(5)】北の湖に“ウラ取り”しなかったのは「強い確信あったから」
- 【大相撲八百長訴訟(4)】「八百長が増えている」?…元理事長が全力士に“注意” 録音テープも存在!?
- 【大相撲八百長訴訟(3)】“ネタ元”は憲子さん…「貴乃花の初優勝も八百長」とライター証言
- 【大相撲八百長訴訟(2)】元小結「北の湖、星売る方が多かった」 八百長試合は「作戦なし」
- 【大相撲八百長訴訟(1)】新たな“爆弾証言”で緊迫の法廷 「問題の一番」ビデオ放映も