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【大相撲八百長訴訟(4)】「“中盆”が支度部屋を行き来してマッチメーク」 次々飛び出す力士の実名 (2/5ページ)
このニュースのトピックス:朝青龍
武田氏「89年に当時の二子山理事長らが、『懲罰規定を発動したことはない』と、オフ(非公式)の場ではっきりと言っていた」
《八百長を前提にしたとみられる二子山理事長の発言。これが本当ならば、相撲協会の八百長対策は有名無実化していたということになる。さらに武田氏は証言する》
武田氏「(八百長の)存在をはっきりと認め、『いい加減にしろ。おれの目は節穴じゃない』と、二子山理事長が机をたたきながら言っていたのを、はっきりと聞きました。(八百長があることを)前提としており、現在も行われていることは(協会も)よく承知していると思います」
講談社側の代理人「相撲協会は、あなたを訴えていますが」
武田氏「一言で言うと、盗人たけだけしい! これは犯罪。詐欺ですから。日本相撲協会がやっている詐欺行為に、僕らは警鐘を鳴らしている。文化論をやっているんじゃない。訴えてくること自体が、どういう了見だ、と」
《武田氏は時折、語尾をふるわせながら相撲協会への怒りをぶちまけた》
講談社側の代理人「(取材活動を行っていた)2年前、八百長は誰が主導していましたか」
武田氏「主導は朝青龍です。『中盆(なかぼん)』という存在で、旭天山(大島部屋所属の元力士)という人間が、東西の支度部屋を行き来しながら、マッチメークというか、交渉をしていました。金額や、星の動かし方などです。国技館の支度部屋裏の通路で(交渉相手と)話していました。今は、力士同士が携帯電話でやりとりしていることもあります」
講談社側の代理人「金額は」
武田氏「50〜100万。旭天山や直接交渉によって、決まります」
講談社側の代理人「決まり手などについても打ち合わせするのですか」
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