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【大相撲八百長訴訟(4)】「“中盆”が支度部屋を行き来してマッチメーク」 次々飛び出す力士の実名 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:朝青龍
《相撲界に蔓延(まんえん)する八百長問題を告発する記事を執筆した武田頼政氏は、「朝青龍を軸に八百長が広がった」と証言した。ベテラン記者の口から出た大物力士の実名に、法廷には緊張した空気が漂った》
《引き続き質問に立った講談社側の代理人は、昭和23〜24年ごろの新聞記事のコピーを次々と武田氏に示し、記事の一部や見出しを読み上げ、武田氏に感想を求めた》
講談社側の代理人「『あれは明らかに八百長だ』『味気ない大物の取り組み』『八百長色の極めて強い相撲』『欺瞞(ぎまん)行為』とあります」
武田氏「昭和20年代からずっと、『このままでは相撲界はダメになる』という(現在と)同じような指摘があった。これを見て驚いたし、昔のメディアの方が健全だったなと思いました」
《代理人は、同時期に発行された相撲専門誌のコピーを手に質問を続けた》
講談社側の代理人「ここには、『八百長かどうかは見れば分かる』とあるが、見れば分かるのですか」
武田氏が証言「お相撲さんは、みんなそう言います。(元小結の)板井(圭介)さんに特殊能力があるわけではなく、相撲をちょっとやった人間なら見れば分かります」
《代理人が、専門雑誌に掲載された八百長を指摘する記事を読み上げ、「これだけ八百長は蔓延されていたということですか」と尋ねると、武田氏ははっきりとした口調でこう答えた》
武田氏「(八百長は)根深く相撲界に蔓延しています。治らない病気です」
《続いて代理人は、八百長問題に関する日本相撲協会の見解について質問した。協会は八百長の存在は認めていない。しかし、武田氏は以前、八百長にあたる『故意による無気力相撲』を行った場合、相撲協会が力士に課す懲罰規定を巡り、協会幹部のある発言を耳にしたという》
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