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【大相撲八百長訴訟(3)】「横綱昇進に1000万」ライターも具体的証言 (3/4ページ)
このニュースのトピックス:朝青龍
《武田氏は、閉鎖的とも言える相撲界での取材に、時間をかけて食い込んでいったという。続いて、代理人はいよいよ八百長問題に切り込んだ》
講談社側の代理人「八百長があるというのは、いつごろどういう経緯で知りましたか」
武田氏「(19)89年の秋ごろ、藤島部屋のある力士が国技館の前で肩を落としていたんです。ご飯に誘って話を聞くと、『昨日(前日)の段階で、相手から2万円で負けてくれと言われていた。だが、親方から絶対に八百長はするなと言われていたから、断ったが、負けてしまった』と話していました。ごく自然に八百長があることを知りました」
講談社側の代理人「そして取材を進めていくと…」
武田氏「八百長の問題を避けては通れないことを知りました。相撲界のためにもならない。八百長をさせないという、藤島部屋の方針にも共感していましたし、そういう不正があるのが許せなかったんです」
講談社側の代理人「八百長は何のために行われているんでしょうか」
武田氏「ある種の番付安定装置です。全く弱い選手が横綱になることはできません。強くないと、八百長する権利はないからです。八百長により、横綱を下の者が支える、というムラの論理があるんです」
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