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三菱電機、国産衛星を海外で初受注 130億円、通信向け

 三菱電機は2日、シンガポールと台湾の通信会社が共同で利用する大型通信衛星を受注したと発表した。国産の商用衛星では初の海外からの受注となる。受注額は2億シンガポールドル(約130億円)。三菱重工業も大型ロケットの打ち上げ事業で初の海外受注を狙っている。これまで日本政府の宇宙開発予算を後ろ盾に技術を磨いてきた日本の宇宙関連企業の海外進出が、加速してきた。

 シンガポール・テレコミュニケーションズと中華電信が共同で利用する次期通信衛星「ST―2」を受注した。衛星を介したブロードバンド(広帯域)通信で活用される見通し。打ち上げ時期は未公表だが、三菱電機は今後数年内に衛星を引き渡す。

 三菱電機の衛星は宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)の技術試験衛星「きく8号」をベースに独自の改良を加えた。電源や姿勢制御など基本機能を共通化することで、コストを削減してある。2006年に国土交通省と気象庁の運輸多目的衛星「ひまわり7号」に使われた。(07:00)

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