3月危機説、姜万洙長官「数字的な根拠ない」
【ソウル5日聯合】日系銀行による資金引き上げなどで韓国経済がピンチに陥るという「3月危機説」が一部で提起されていることに対し、企画財政部の姜万洙(カン・マンス)長官は5日、「数字的にまったく根拠がない」とこれをはねつけた。危機管理対策会議で冒頭発言を通じて述べたもの。「日系銀行からの借入金は10月末現在106億6000万ドルだが、このうち来年第1四半期に満期が到来するものは9%の11億1000万ドルにすぎない」と説明している。
また、第1四半期の外国人保有債券の満期到来規模も5兆3000億ウォン水準で、11月末現在における国内株式市場の日系資金は3兆4000億ウォンと時価総額全体の0.6%にとどまると説明。「3月危機説」は根拠がないと再度強調した。
会議で発言する姜万洙長官=5日、果川(聯合) |