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Samsung社、半導体事業の2008年3Q営業利益は
前年同期比74%減

[issued: 2008.10.27]

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 韓国Samsung Electronics社は2008年10月、同社の2008年第3四半期(3Q)の売上高が前期比で6%増、前年同期比で15%増の19兆2600億ウォン(1ウォンは約0.066円)になったと発表した。また、同期の営業利益は、前期比46%減、前年同期比50%減の1兆200億ウォンとなり、同期の純利益は、前期比43%減、前年同期比44%減の1兆2200億ウォンとなった。

 2008年第3四半期における同社の売上高を事業別に見ると、半導体事業が前期比4%増、前年同期比5%減の4兆7800億ウォン。製品分野別では、メモリーが前期比6%減、前年同期比15%減の3兆300億ウォンとなったが、システムLSIは前期比32%増、前年同期比38%増の1兆200ウォンであった。その結果、半導体事業全体での営業利益は、前期比12%減、前年同期比74%減の2400億ウォンにとどまった。

 このほか、2008年第3四半期における液晶ディスプレイ(LCD)事業の売上高は前期比2%増、前年同期比20%増の4兆8100億ウォンとなり、携帯電話機を含む通信事業関連の売上高は前期比12%増、前年同期比26%増の6兆8500億ウォンであった。また、営業利益はそれぞれ、LCD事業が前年同期比44%減の3800億ウォン、通信事業関連が同15%減の5000億ウォンとなった。

 主要事業が大幅な減益となったものの、Samsung社は「市場環境の悪化しているにもかかわらず、当社は利益を上げることができている唯一のメモリー企業だと言える」としている。

 なお、Samsung社は2008年第4四半期の見通しについて、「パソコン需要が低調であり、今後もDRAM需要は弱含みで推移すると見られる。一部のDRAMメーカーは生産量の削減を実施しているが、供給量は引き続き増加することが予想され、需要が追いつかない可能性がある」と述べている。その一方で、「NAND型フラッシュメモリーについては、クリスマス商戦向けのMP3プレーヤ/携帯電話機/SSD(Solid State Drive)などで需要の拡大が見込まれる」(同社)としている。

(Electronics Weekly)

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