急病の妊婦が病院の受け入れを拒否されるケースが相次いでいる問題を受けて、文部科学省は、国立大学病院の周産期医療体制の整備計画を発表しました。
全国に42か所ある国立の大学病院のうち、NICU=新生児集中治療室を設置している病院は33にとどまっています。
このため整備計画は、今後4年間ですべての国立大学に新生児集中治療室を設置することや、半数の大学病院で、平均11ある周産期医療にかかわるベッド数を倍増するなどとしています。
文科省が先月行った調査によりますと、大学病院における分娩件数はこの3年間で20%増加していて、背景には分娩施設や産婦人科医の減少が指摘されています。(05日10:40)