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【大相撲八百長訴訟(1)】「横綱、大関は70〜80万円で負け依頼」元小結・板井氏 (2/3ページ)
《板井氏は、八百長の具体的な方法も描写した》
講談社側の代理人「八百長は事前に分かるのか」
板井氏「親方からこういう相撲で勝てと。『お前は叩けばいいのだ』と」
講談社側の代理人「相手力士とやりとりするのですか」
板井氏「全然(違う)。親方が(指示する)。新人なら八百長は出来ませんが、『こいつは八百長やる』と噂が広がると、『俺が先に負けるので誰かに負けてくれ』と」
講談社側の代理人「誰が八百長力士かは」
板井氏「100%分かります。星が有利だと安心できます。(自身も)若いときはありました。それが相撲協会のルールで暗黙の決まりです」
講談社側の代理人「取り組みは前日決まりますが、八百長はどう決めるのですか」
板井氏「付け人を通じて相手の部屋に直接頼みます。支度部屋にいけるわけじゃないので、頼んで了解を得れば成立します。当時はそれが当たり前の世界。(頼まれれば)『はい』と簡単なものでした」
講談社側の代理人「八百長力士は多いと」
板井氏「正直、全体の取り組みの75〜80%が八百長です」
講談社側の代理人「金が欲しいからなのか」
板井氏「というより、地位を保ち、長く維持したい。『一勝一敗』なら精神的に楽じゃないですか。10(番)のうち5つあれば残りの5番で3勝すれば勝ち越しになります。結局、真剣勝負でないと(上には)上がれません。数少ない『ガチンコ』が力士の生命線になると」
講談社側の代理人「真剣勝負しかしない力士はいますか」
板井氏「若乃花、貴乃花、大乃国だけ」
講談社側の代理人「それ以外は八百長すると」
板井氏「ことが多いですね」
講談社側の代理人「プロから見て八百長は分かるのですか」
板井氏「正直、一番限定なら(分かる)。きわどいのはありますが、3、4場所、1年間見れば、99・999%位は分かります」
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