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チベットの対中政策、支援団体も中道路線支持

2008.12.1 19:39

 世界約30カ国のチベット支援者らがインド・ニューデリー近郊のグルガオンに集まり、今後の支援の在り方などを協議した会議は1日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が進める対中国政策の「中道アプローチ」を維持するべきだとした先月22日の亡命チベット人緊急会議の決議を支持するコミュニケを採択し、閉幕した。

 亡命チベット人と支援者の双方が、中国からの独立ではない「高度の自治」を求める「中道アプローチ」への支持を表明したことになり、ダライ・ラマは当面、現行の基本路線を大枠で維持しながら新たな対中政策を模索するとみられる。

 一方でコミュニケは3月にチベット自治区で起きた暴動を「チベット人が中国の支配を拒否」した表れだとし、中国当局によるチベット人への人権侵害を強く非難した。会議は先月29日から3日間行われ、各国から約100人が参加。日本からは超党派の「チベット問題を考える議員連盟」元会長の牧野聖修前衆院議員らが出席した。(共同)

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