知らなきゃ損する! ボーナスと転職の関係性
ふところ冷え込む今日このごろ、冬のボーナスはまさに誰もが気になるビッグイベント。転職も考えているけれど、やっぱり冬のボーナスもゲットしたい! 転職とボーナスの気になる関係性を、人材コンサルタントのプロに聞いてきました。
「それにはボーナスの査定時期を考えなければいけません。会社によって査定時期はまちまちなので、いつがベストか一概には言えませんが、上半期(4〜9月)の業績が冬のボーナスに影響、下半期(10〜3月)が夏に影響していると思われます。従って現状からすると、2009年夏のボーナスはさらに厳しくなると予測されます。早めに決断をしてこの冬のボーナス後に退職届を出すか、逆に長期的にスキルを伸ばして、1年後を目指したいですね」
「12月からは各企業が翌年の戦略を立てる時期で、人事部門も中途採用を考え始めます。年度が替わる手前の12月から3月は例年人材流動が活発になるので、冬場は転職シーズンと言えます。雇用情勢をかんがみると、今年は採用のハードルが上がることが予想されます。今、ボーナスが出ないから・・・という安易な考えで転職に臨むより、半年から1年の長期スパンで、自分の経験値を上げることを考えたほうがよいでしょう。今から来年の冬ボーナスに向けた転職プランを立てるのがベストだと思います」
「景気の悪化がうかがえる昨今ですが、動向が活発化している業界も多々あります。そういった意味で、各業界が収益構造を見直す再編の時期を迎えてきていると思います。きちんとした経験や専門スキルを身につけている方々にとっては、逆に転職のチャンスと言えるでしょう。例えば、同じWebデザイナーという仕事でも、ベンチャーIT企業から好調なメディカル関連へ・・・といった同職種/異業界への“クロスオーバー転職”もありかもしれませんね」
株式会社A・ヒューマン シニアコンサルタント
末廣仁 氏
25年の広告業界経験と6年の人材コンサルタント実績を生かし、広告・マスコミに特化した転職を支援。転職にもマーケティング視点の戦略を持つことを提案、年間400名強のキャリアアドバイス経験を持つ。