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12月6日、家内は退院する。一時帰宅中にケアプラザからケアマネージャーが訪れ、家内の起居、我が家の様子を見た。
介護1とはどのようなものなのか、聞いた。
日常生活は概ね行えるが、立ち上がりや入浴、排泄などに一部介助が必要な状況の人を言うそうだ。
確かに、日常生活(とは何か、どのようなことなのか)のうち、洗面、食事、衣服の着脱は概ね自分で行える。それも椅子に腰掛けてか、ベッドに仰向けになっての動作であり支えが4点の杖を常に握っていての話だ。
屋内の移動は、手すりの取り付けが遅れているので当分の間、壁を伝って杖をついての行動で、外出、帰宅の際の履物の着脱は入浴に使う、やや腰高な腰掛を利用すれば立ち上がりが楽なようだ。
トイレは、LLサイズの家内には狭い空間での、身の方向転換に難がある。事後の処理は幸いウオッシュレットなのでわりと清潔にできる。
入浴は衣服の着脱を含め、僕の介助を必要とする。バスタブ、洗い場がともに少々狭いので、通勤電車の込みようをご想像のほどを。
起床、就寝時の衣服の着脱。腰から上のものはいいのだが、下のものはベッドに寝転がって行うので、芋虫ゴーロゴロだね、と笑ってごまかす。
左大腿骨折なので、割り箸ほどの金具を上下2箇所でボルト止めしてあり、それは生涯取り付けたままなんだそうで、退院しても歩行には困難を伴うとのこと、また、空港のセキュリティチエックに反応するそうだ。証明書を発行しますよ、とは言っているが、毎年楽しみにしている国外在住の娘を訪問の旅も億劫にならないかな。
60キロ級の体重をなんとかしないと手に負えませんよ、と言ってあるのだが、実際問題、二人っきりの世帯なのでいよいよとなったらホームヘルパーの派遣を要請するかな。
老人ホーム入居、と言う選択もあるよ、と家内は言うが、ちょっと考えさせてください。
いまは、3日後に退院して、普通の生活に戻る(病院のように看護師さんはいない)、このことのほうが僕の頭の中を占領しているからちょっと待ってください。
いよいよ本格的老老介護が始まります。
覚悟の程はいかがかな?。