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JOG Wing No.0049 by CLICK INCOME

発行日: 1999/7/28


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_/    _/    _/  _/  _/    _/  _/    _/    JOG Wing No.0049
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  _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/     情報ファイル
                                 _/     H11.07.28 2,409部
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■■■
■■      米、真珠湾攻撃直前に日本爆撃を計画

                      sasakiさんよりの投稿

■ アメリカは「真珠湾」以前に日本攻撃を計画していた

   H.11.7.15付産経新聞朝刊に次のような記事が掲載されました。
  この記事はいままでの「太平洋戦争」の常識を覆すものではない
  かと思います。
      
    ・米、[真珠湾]直前に日本爆撃を計画
      米大統領署名の作戦文書、国立公文書館で発見
      中国支援、1941年9月想定        
     真珠湾攻撃の直前に米軍が中国を支援して日本爆撃を計画し
    ていた事を示す公文書が明らかになった。米国立公文書館で米
    統合本部の戦略案と、その実施をフランクリン・ルーズベルト
    大統領(当時)が了承した関連文献が見つかった。(中略)卑劣な
    奇襲だったとされる真珠湾攻撃に対し、米側でも宣戦布告なき
    攻撃を計画していた事になる。
        (中略)
     問題のルーズベルト大統領の署名のある申請書は、一九四一
    年七月十八日付のパターソン暫定陸軍長官とノックス海軍長官
    連名で大統領に承諾を求める内容となっている。
        (中略)
     具体的にはこの作戦に三百五十機のカーチス戦闘機、百五十
    機のロッキード・ハドソン爆撃機を使用するとし、問題の日本
    本土爆撃を含む大二段階は、二百機の戦闘機と百機の爆撃機に
    よって早くて九月には実施できるだろうとしていた。
        (中略)
     しかし、この日本爆撃案は、当時、欧州戦線で英国が米爆撃
    機を大量に必要とし、さらにマーシャル米陸軍参謀総長も欧州
    戦線を重視したため、爆撃機を中国に輸送するのを遅らせたこ
    とから予定通り実施できず十二月七日(日本時間八日未明)、日
    本側が真珠湾攻撃に踏み切った。
        (後略)

   日本が真珠湾攻撃を行う5ヶ月も前、日米が未だ交渉を続行し
  ていた時に、アメリカは既に具体的な日本攻撃の計画を立ててい
  た、という内容の記事です。さらにこの記事は、この「日本攻撃
  計画」が実行されなかったのは、戦闘機及び爆撃機を欧州戦線に
  優先して投入していたために計画通りの機数を確保できなかった
  から、としています。
  
   つまりアメリカが日本に先制攻撃をする事自体は、アメリカ政
  府にとっては全くためらう事はなかったのです。今までは「ルー
  ズベルト大統領は対日戦を欲していた。」と主張する人の間でも、
  「ルーズベルトは何とかして、最初の一発を日本に撃たせようと
  していた。」と考えるのが一般的でした。
  
   しかし実際には、ルーズベルト大統領は「最初の一発をアメリ
  カが撃つ事になっても構わない。」と考えていた、という事です。
  
  「ハルノート」から真珠湾攻撃に至るまでの経過については、
  「ハルノート」を全世界に公表してアメリカの横暴ぶりをアピー
  ルすれば対米戦は避けられたのではないか、あるいは「ハルノー
  ト」には期限は設定されていなかったのだから一応受諾したふり
  をすれば良かったのではないか、と当時の日本政府の対応を疑問
  視する人もいました。
  
   しかしこの記事が事実であれば、日本が真珠湾攻撃を行わなか
  ったとしても、アメリカは他に何らかの理由をつけて日本攻撃を
  開始した、と考えられます。そして、仮にこの「日本攻撃計画」
  が実行されていたとしても、アメリカ政府は後の原爆投下の時の
  様に、全世界に向けこの爆撃が「正義の行為」である事を主張し
  ていたに違いない、と思います。

   真珠湾攻撃の後、ルーズベルト大統領は「日本は我々をだまし
  ていた。」等と、日本に最大級の罵詈雑言を浴びせました。
  しかし、現実は逆に、日本がアメリカにだまされていたのです。
  しかもルーズベルト大統領は、日本だけでなくアメリカ国民をも
  だましていました。彼はこの七月から十二月までの間もずっと、
  アメリカ国内向けには「私は戦争はしない。」と言い続けました。
  さらに真珠湾攻撃の後は、「卑怯な日本を懲らしめるための、や
  むをえない戦いだ。」と言ってアメリカ国民を戦争に駆り立てま
  した。結局、ルーズベルト大統領は最後の最後までアメリカ国民
  をだましていた、という事になります。
    
   戦時中の日本の「大本営発表」については、終戦直後から現在
  に至るまで、「嘘ばかりだった。」と非難され続けています。
  しかし、「政府が国民に対して嘘をついていた。」というのはア
  メリカでも同様だったのです。そして当時の日本政府の最大の過
  ちは、アメリカ政府は何がなんでも絶対に戦争をするつもりだ、
  という事を見抜けなかった事にあるのではないでしょうか。

■編集長の独り言: 産経の記事によれば、日本の家は木と紙だか
  ら、焼夷弾が効果がある、などと検討されていたそうです。後の
  都市空襲のアイデアはすでに開戦前からあったようです。

JOG(96) 地球史探訪:ルーズベルトの愚行 参照
http://backnumber.to/body.asp?userid=10000699&fname=JOG96


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