2008年12月04日

危ない花火空輸問題は曖昧決着?

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危ない花火空輸問題は曖昧決着?

 国土交通省は徹底調査の上で指導しているのか

 ※今朝は政治思想の話題ではありません。一昨日下記のニュースを目にしました。

 AL社長の倹約姿勢をCNNが報道 米CEOとは対照的に米国民から高評価

 米CNNが先月に日本の航空会社、日本航空(JAL)の西松遥社長を取材したニュースが多くの米国民に驚きをもって評価されている。

 米CNNが先月放送した1本のニュースが米国のインターネットユーザーを中心に話題になっている。そのニュースは、CNNが日本の航空会社、日本航空(JAL)の西松遥社長を取材したものだ。

 ニュースでは市営バスを利用して会社に出勤し、社員食堂で一般社員と並んでランチを食べる西松社長の様子が放送された。先月19日に米3大自動車メーカー(ビッグスリー)の首脳らが公的資金を要請するために、デトロイトから豪華なプライベートジェット機でワシントンに乗りつけた件が国民の反感を買い社会問題となっている中、世界トップ10に入る国際航空会社・JALの社長の倹約姿勢は、多くの米国民に驚きをもって評価されている。

 米国企業のCEO(最高経営責任者)らが経営不振にもかかわらず高額の所得を得ていることについてCNNから意見を求められると「日本では、トップと社員の賃金格差は小さい。企業はお金ばかり求めると経営は失敗する。

 日本航空の西松社長がこのCNN報道のように、市営バスで出勤し社員食堂を利用しているのは、膨大な赤字のある会社の社長であったとしても、中々出来ることではありません。

 そのことに関してはその姿勢に対して文句をつける気は全くありませんが、そのようなことよりも最も大切なお客を預かるという「安全対策面」において、その責務を果たしているのかと言うことです。

 残念ながらその「安全対策」においては、その責務を果たしているとはとても思えません。最近、トンデモナイ事件が起きていたのは皆様もご承知にことと思います。

 佐川グループ会社が花火を空輸 航空法違反か、国交省が指導

 
佐川急便グループの物流会社、佐川グローバルロジスティクス(SGL、東京・品川)が打ち上げ花火110発を羽田空港から沖縄県の石垣島まで航空機で運んでいたことが8日、分かった。

 航空法に違反するおそれがあり、国土交通省は同社と、委託を受けて空輸した日本トランスオーシャン航空(JTA)に対し再発防止などを求める行政指導を行った。

 国交省によると、SGLは9月4日、卸売業者から預かった花火の空輸をJTAに依頼。花火が入った段ボールには爆発物であることが書かれていたが、両社の担当者は気づかなかった。

 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081009AT1G0803708102008.html

 この日本トランスオーシャン航空は日本航空の系列会社です。この報道された事件で、最近私が入手した情報によれば、この荷物が花火であったことは承知していたというのです。

 何故ならば、ダンボールには「爆発物」と書かれており、見落とすなどは考えられないというのです。では、何故このように「両者の担当者は気づかなかった」などと発表したのか?

 そこには、この問題を簡単に処理してしまおうという国土交通省の航空局と日本航空側の思惑があったのではないかーとの情報が寄せられた。

 このような爆発物のような危険物を機内に積む場合、これは機長の許可が必要となる。機長は乗客の命を預かっているので、このような爆発物を積むことなどに、絶対に「OK」する筈がない。

 つまり、これは会社側が最初から機長に知らせないで、このような危険物であることを承知で機内に積み込んだという可能性が高いと言うことなのです。

 これは会社側が機長だけではなく、乗客も騙したことになります。乗客は機長を信頼しているからこそ、この飛行機を利用しているのです。それにしても、4時間以上に渡って危険物の上に座らされていた乗客の気持ちとはどのようなものであったのでしょう。

 その時には知らなかったとはいえ、後日このように判明したわけですから、会社側から何らかの説明と謝罪の文章は届けられたのでしょうか?

 この飛行機は9月4日に羽田空港から石垣空港へ飛んだ、日本トラストオーシャン航空71便で乗客・乗員は153人と発表されています。

 もし、このブログを読んでいる方の中に、この便を自分が偶然利用した、或いは知人・友人が利用したということをご存知の方は、私の方にお知らせ頂ければ幸いです。

 利用者からの苦情がないから、この事件を軽く考えて、事件の本質を隠蔽するような動きに対して、徹底的に追及しなければならないと思っています。

 メール fukushimaseto@gmail.com

 このような安全対策を怠っているのは、日本航空ばかりではありません。ANA・全日空系列のエアーニッポンでも、問題が発覚しました。

 エアーニッポン機、また点検漏れ=3便が欠航・遅延−社内用指示書作成でミス?

 エアーニッポンが国土交通省から指示された点検期限を過ぎたまま航空機を運航させた問題で、別の2機にも点検漏れがあったことが14日、分かった。同社は2機の運航を取りやめたため、同日の新千歳発中部国際行き始発便が欠航したほか、羽田とオホーツク紋別を結ぶ2便に最大31分の遅れが出て、計約300人に影響した。

 同社などによると、既に判明している3機と同様、ボーイング737−500型機についての2006年7月の耐空性改善通報(TCD)に関して点検漏れがあった。TCDでは、飛行時間などによっては着陸500回ごとに機体に傷がないかなどをチェックしなければならないのに、同社は誤って1000回ごとに点検。本来より260回と329回超過し、1−2カ月間飛行していた。

 ボーイング社が出した英語の文書に基づき、エアーニッポンが社内用の作業指示書を作成した際、担当者に勘違いがあったとみられ、同社はほかにも同様のミスがないか改めて調査するとしている。 

 2008年11月14日16時55分 / 提供:時事通信社

 このような問題の根本には国土交通省と航空会社の長年の馴れ合い癒着、そして天下りといった問題があると思います。今後はそのような点にメスを入れて行きたい。

      国土交通省記者会所属 日刊中央通信社 瀬戸 弘幸

 

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Posted by the_radical_right at 09:08 │Comments(14)TrackBack(0)この記事をクリップ! 政治・官僚・企業腐敗 

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この記事へのコメント
版下入稿の話はフェードアウト?
Posted by ここ at 2008年12月04日 10:14
>Posted by ここ at 2008年12月04日 10:14
橋本玉泉氏の検証で根拠としては乏しいと指摘され、せとさん自身も「誰か調べてください」と仰っているぐらいなので、誤認だった可能性が否めません。
どちらにしろ裁判まで何もお話できないようなので(もっとも証人陳述すらまだお出しになられていないようですが)気長に待って見たいと思います。

ところで裁判と言えばお仲間の黒田氏も宇留嶋氏に名誉毀損で訴えられたようですが、せとさんのほうにはもう情報は入っていらっしゃるのでしょうか?
これについてもお話いただければと願っております。
Posted by TIN at 2008年12月04日 10:28
ここ、TIN氏へ

版下入稿の話は裁判で証言します。その方が良いでしょう。嘘をついた方が罰せられるわけですから。この件は誤認も誤解もしていません。コメント欄に書かれたことを根拠に私が発言していると勝手に想像することはお止め下さい。西村氏の裁判、黒田さんへの提訴については、ご本人が明らかにされてからのことです。
 私が前もってお話することは何もございません。もう、この話題は結構ですので、これ以上書き込まないで下さい。以上です。
Posted by せと弘幸 at 2008年12月04日 11:06
>版下入稿の話は裁判で証言します。

すみませんが、これは証人として法廷に立てる事が確定しているのでしょうか?
ブログと違って裁判官に認められないと無理だと思えますが。
Posted by vievie at 2008年12月04日 11:21
なぜ、このような事を書くかといいますと、先生のお立場では
証人としての要件を満たしていない人物とされる可能性が高く
見えます。当事者としての証拠を提示できるのでしょうか?
Posted by vievie at 2008年12月04日 11:30
これ以上書けないのなら、最初から書かないで結果がでてお書きになられたらよかったのに。とさえ思います。証拠等の自信もあるみたいですし。

正直、ウルシマ氏が創価だどうだとかやってるよりも、本丸の自殺か他殺か等の問題に本腰入れなくていいんですか?
時効は迫ってるんですよ?
Posted by 疑問 at 2008年12月04日 11:51
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1222864013/835-

こちらでは華さんが切々と心情を述べてらっしゃる。気の毒です。
先生には説明責任があると思いますよ。
Posted by vievie at 2008年12月04日 12:01
遠藤健太郎ブログの本日エントリーもご覧ください。
今後の国籍法改正案についての対抗方法が載ってます。
Posted by やれやれ at 2008年12月04日 12:06
vievie さんへ
何を心配されているのか分かりませんが、被告側証人として申請していただくことになるでしょう。
もう、この創価関連話題は、午後にUPしますので、こちらのエントリーには書かないで下さい。
Posted by せと弘幸 at 2008年12月04日 12:19
国籍法改正案が参院委で可決、父認知で取得可能
12月4日10時50分配信 読売新聞
 日本人と外国人の間に生まれた子どもの国籍取得要件から父母の婚姻を外すことなどを柱とする国籍法改正案が、4日午前の参院法務委員会で、全会一致で可決された。5日の参院本会議で成立する見通しだ。

 現行法では、未婚の日本人男性と外国人女性の間の子どもの場合、出生前に父が認知しなければ日本国籍を認めていない。改正案は出生後の認知でも子どもの国籍取得を認め、結婚の有無にかかわらず、父が認知すれば日本国籍を得られるようにする。

 ただし、偽装認知防止のため、同委は〈1〉国籍取得の届け出に疑義がある場合、父子が一緒に写った写真の提出をできる限り求める〈2〉施行状況を半年ごとに国会に報告し、科学的な確認方法の導入を検討する−−ことなどを求める付帯決議を行った。

最終更新:12月4日10時50分
Posted by 情報省 at 2008年12月04日 12:39
>こちらのエントリーには書かないで下さい。

様々な指摘が、エントリー違いとのことですが、

>Posted by 情報省 at 2008年12月04日 12:39
のようなエントリー違いのコピペなどはいいのですか?
Posted by しつもんです at 2008年12月04日 12:50
コピペと言っても最新ニュースだ。瀬戸さんが言っているのは、いちいち質問するような書き込みは、関連エントリーへどうぞと言う事だろう。邪魔するなよ。
Posted by 情報省 at 2008年12月04日 13:00
そうですか、失礼。
しかしエントリー的にも↓にコピペのほうが有益だとも思いますけどね。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52105393.html#comments
Posted by しつもんです at 2008年12月04日 13:08
>しつもんです さん

そうですね。こういうダブルスタンダードも瀬戸さんの信憑性を
貶めている要素だと思います。異論であるとか他者へ適用する
ルールがあるなら自分たちへも、というのは常識です。でなくて
はルールとしては成り立ちません。
むしろ、自分たちこそ厳しく律しないと説得力がありません。

東村山の件以降、こうした常識が問われているのは良いチャンス
でしたね。本当に人々を先導していける人なのか組織なのかが実
によく解る。
Posted by vievie at 2008年12月04日 13:36