岡山放送局

2008年12月3日 19時4分更新

中高年の減塩料理教室


いわゆるメタボリックシンドロームや高血圧などが気になる中高年の男性を対象に塩加減を控えめにした減塩の料理教室が新見市で開かれました。

この料理教室は新見市唐松の唐松公民館が開いたもので、地域の中高年の男性、14人が集まりました。
はじめに新見市健康づくり課の管理栄養士が参加者に異なる濃度の塩分を含ませた3種類の試験紙をそれぞれ3秒間なめてもらい、塩味の違いが十分わかるかどうかチェックしました。

中には甘みや酸味を感じる人もいて管理栄養士は「塩味がもの足りないと感じられても実際には塩分が多すぎることもあり、注意して欲しい」と呼びかけていました。

このあと地域の栄養委員の人に手伝ってもらい、塩分を控えた「豚肉のカレーピカタ」や「かぼちゃのソテー」など5種類の料理に挑戦しました。

参加した男性たちは塩の量をはかりで確かめながら、にぎやかに料理づくりを楽しみ、出来上がった料理を早速みんなで味わっては塩加減を確かめていました。

この公民館では毎回テーマを変えて料理教室を開いているということで、参加した男性の1人は「この教室のおかげで妻が家に居ないときでもレシピを見たり自分で考えたりしながら料理を楽しむようになりました」と話していました。