岡山放送局

2008年12月3日 19時4分更新

チボリ検証結果を意見書に


ことしいっぱいで閉園する「倉敷チボリ公園」について、公園の経営をめぐる県の責任などを検証する委員会が岡山市で開かれ、公共性と収益性の両方を追い求めた事業の構想自体が失敗であったなどとする検証結果を意見書に盛り込むことになりました。

この検証委員会は県が設置したもので、3日の会合には岡山大学大学院の中村良平教授らメンバー4人が出席し、これまでに検証委員会で交わされた議論の結果を整理しました。

会合は非公開で行われ、委員長の中村教授によりますと「公園が閉園に至ったのは両立しにくい公共性と収益性の両方を追い求め続けたことが原因だった」などとする検証結果を意見書に盛り込むことになりました。

委員会では、今月15日に最後の会合を開いて最終的な意見書を取りまとめ、今月中にも石井知事に提出することにしています。