2008年12月3日 19時4分更新
今年9月に経営がはたんした浅口市の食品会社が従業員37人に対して賃金あわせて1100万円あまりを支払わなかったとして労働基準法違反の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは今年9月に自己破産した浅口市の食品加工会社「大西食品」とこの会社の49歳の社長です。
倉敷労働基準監督署の調べによりますと「大西食品」はことし3月から6月にかけて社員やパートなどの従業員あわせて37人の4か月分の賃金およそ1170万円を支払わなかった疑いがもたれています。
労働基準監督署は従業員からの訴えを受けて今年6月、会社に賃金を支払うよう勧告していましたが、その後も支払われなかったため、3日き労働基準法違反の容疑で岡山地方検察庁倉敷支部に書類を送りました。
「大西食品」は浅口市で豆腐などの製造・販売していましたが、調べに対して、社長は「経営難で賃金まで資金が回らなかった」と話しているということです。