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「伝票紛失」運送会社がミスの原因説明 ねんきん特別便

2008年12月2日

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 「ねんきん特別便」を含む郵便物をJR貨物の梅田駅から運送することになっていた合通(本社・大阪市)の説明によると、コンテナは9月24日午前6時25分に梅田駅に到着。同社がコンテナを午前9時半に郵便事業会社の新大阪支店に配達する予定だった。

 このコンテナの配達伝票はJR貨物のシステムを通じて、合通に事前に電送されていたが、合通が伝票を紛失。配達員に伝票が渡らず、コンテナの運送ができなかったという。コンテナがJR梅田駅で見つかったのは2カ月後。同社の経理担当者が長期間残っていた荷物を確認している際に気付いたという。

 合通はJR貨物から3〜4回、「コンテナを取りに来ていないので、駅構内に残っている」と書面で連絡を受けていたが、顧客の要望で荷物を取り置くこともあるため、このケースと勘違いし、確認しないまま放置したという。

 郵便事業会社も1日1回は必ず届くこの定期便のコンテナが到着していないことを見逃していたという。同社は「届かないことなどありえないのに、それを見逃していた」と説明した。

 合通の園村一郎・取締役常務執行役員は「伝票を紛失し、JR貨物から連絡も受けたのに確認せず、大切なものの配達が遅れ、関係者のみなさんに大変ご迷惑をかけた。深くおわび申し上げ、再発防止に努めたい」と話した。

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