いわゆる「ロス銃撃事件」で逮捕され、移送先のロサンゼルスで死亡した三浦和義元社長について、ロサンゼルス郡検視局は、3日、改めて死因を自殺と断定する最終報告書をまとめました。
「検視の結果、死因は首つりによると立証され、自殺と断定された。解剖学的に他の致命的外傷は見当たりません」(ロサンゼルス郡検視局 ウィンター局長)
3日に発表された最終報告書によりますと、遺体の解剖だけでなく、毒性学、神経病理学、放射線学などの観点で、詳細な鑑定を行った結果、死因は首つりによるものと結論付けました。
その上で、検視局は発見時の状況なども含めて調査した結果、自殺以外の死因を示す証拠は何一つ見つからなかったとして、「死は首つり自殺によるもの」と断定しました。
ロス郡検視局では、三浦元社長が死亡した直後の10月12日におよそ5時間かけて検視を行い、この時点でも「自殺に間違いない」との判断を示していました。
しかし、その後、元社長の遺族と弁護士側が「自殺ではない」として徹底調査を求める声を上げるなどしたため、検視局では、通常以上に時間をかけて、慎重に検視結果のとりまとめを行ってきました。
3日の最終報告に対して、遺族側のゲラゴス弁護士側は取材に対して「ノーコメント」としています。(04日06:16)