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坂田が禁断のサウナ減量で防衛狙う

予備検診を終え、健闘を誓い合う坂田(左)と山口
予備検診を終え、健闘を誓い合う坂田(左)と山口

 WBA世界フライ級王者の坂田健史(28=協栄)が禁断のサウナ減量で勝利を狙う。26日、都内で同級7位の山口真吾(渡嘉敷)とともに3度目の防衛戦(29日、千葉・幕張メッセ国際展示場第8ホール)の予備検診に臨んだ。減量期間の1カ月間は週1回、サウナの日を設けた。大量の汗をかくことで、水分と食事を十分に取った。サウナの使用がタブー視された時代もあったが、精神的なリフレッシュというプラス面を活用し、減量による体力消耗を防いだ。

 過酷な減量期間とは思えない。坂田の顔の色つやは良く、声にも張りがある。計量2日前の段階で、フライ級リミット(50・8キロ)はクリア。この日の予備検診では血圧も体温も平常で、体調の良さを示した。「順調です。絶対に勝ちます」。短く断言した言葉に、自信があふれた。

 週1回のサウナデーのおかげだった。減量期間の1カ月間、毎週木曜日は練習を休んでサウナに入った。100度近い室温の中で、思う存分汗を流す。減量中にもかかわらず、流れた汗の分は、食事と水分がしっかり取れる。昨年3月の世界王座獲得後から試し始め、今回の3度目の防衛戦前から本格的に導入した。

 サウナによる減量はタブー視されてきた。元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行氏は「自分らの時代はサウナに入ったら終わりといわれていたから、1回も入ったことがなかった」と振り返る。元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史氏も「体に熱がたまって、疲れが抜けきれないことがある。教え子にはあまり勧めたくない」と話す。

 もっとも、坂田の場合は無理やり、体重を落とすために、サウナに駆け込むわけではない。大竹トレーナーは「精神的なリフレッシュが狙い。サウナの後に、食事と水分がたくさん取れれば、体力も蓄えられる」と効果を説明した。減量期間は毎日100グラムずつしっかり落とす、まじめな坂田ならではの気分転換なのだ。

 サウナ効果で、新陳代謝も良くなり、体も強くなった。ちょうど1年前、当時王者のパーラ戦前はインフルエンザに感染した。今回は風邪をひくこともなく、好調を維持する。対戦相手の山口はライトフライ級から1階級上げた選手。減量苦から解放され、体力十分で向かってくるが、減量苦とは無縁の坂田が恐れるものはない。【田口潤】

 [2008年3月27日8時49分 紙面から]


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