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スポーツナビ
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佐藤、2階級制覇に自信
「王者に威圧感ない」 坂田は闘志燃やす
2004年06月01日
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| リラックスした表情で２階級制覇に自信を見せた佐藤【 スポーツナビ 】 |
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佐藤が王者との対面を果たし、２階級制覇に自信を見せた。世界ボクシング協会（ＷＢＡ）のＷ世界戦（６月４日、有明コロシアム）を争う、フェザー級挑戦者の佐藤修（協栄）と同級王者クリス・ジョン（インドネシア）、フライ級王座に挑む坂田健史（協栄）と王者のロレンソ・パーラ（ベネズエラ）が３１日、都内の病院で予備検診を受け、いずれも異常なしと診断された。王者のジョンと目が合ったという佐藤は「威圧感やオーラは特になかった」と勝利に自信をのぞかせた。また、世界初挑戦の坂田は余裕の表情を浮かべる王者パーラと対面し「闘志が湧いてくる」と王座奪取を誓った。
佐藤、終始リラックス
【 スポーツナビ 】
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佐藤は試合４日前になっても睡眠を十分に取れているといい、体重もすでに５９キロを下回る（リミットは５７．１５キロ）など調整は順調。気負った感はなく「キャリアを積んできた分、リラックスできている」と終始、笑顔で話した。また、前日の公開スパーリングで王者が後輩・瀬藤幹人にメッタ打ちされたことについても「関係ないですよ」とマイペース。精神面でも落ち着いている。一方、王者のジョンは来日時こそ「カンフーでも負けたことがない」と自信たっぷりに言い放ったが、公開スパーリングを経て意気消沈。この日も「佐藤はとても強そうだ」と王者らしからぬ発言が飛び出した。
余裕のパーラ、死角なし
【 スポーツナビ 】
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また、フライ級王座戦では王者パーラの余裕ぶりが目立った。予備検診で坂田の肩に手を回すとポーズを取るなどリラックスしており「（自分の検診を見届ける）坂田が後ろからナイフで刺してくるんじゃないかと思ったよ、ハッハッハ」とおどけて見せた。検診を行った医師が「上半身がしっかりしている」と話すように、フィジカル面も万全。前日の公開スパーリングで実力をまざまざと見せつけたパーラは、来日後も順調と話し「スシがうまかった。こっちに来てからの方がよく眠れるよ」と“死角なし”をアピールした。対照的に、坂田はやや緊張した面持ち。パーラが肩に手をかけてくると、相手の腰に手を回して“応戦”したが、先手を取られて表情は硬かった。しかし、パーラがスパーリングで強烈なデモンストレーションを行ったと聞くと「特にどうということはない」と強気な一面も。パーラと対面した印象を聞かれると「ビデオを見て思っていたイメージと変わらない。会って闘志が湧いてきた」とタイトル奪取にかける意気込みを語った。
２階級制覇を狙う佐藤は“オレ流”調整で生み出した最高の流れに乗って、坂田は無尽蔵のスタミナを生かして初回からの積極的なボクシングで、ともに無敗の王者に挑む。Ｗタイトル奪取で低迷する日本ボクシング界を救えるか。名門・協栄ジムが送り込む２人の挑戦者に期待がかかる。
■主な測定結果
＜身長＞
ジョン：１６９．１センチ
佐 藤：１７０．０センチ
パーラ：１６４．０センチ
坂 田：１６２．４センチ
＜胸囲＞
ジョン：８７．０センチ
佐 藤：９０．０センチ
パーラ：８８．０センチ
坂 田：８５．０センチ
＜胸厚＞
ジョン：２１．０センチ
佐 藤：２１．５センチ
パーラ：２１．０センチ
坂 田：２０．５センチ
＜上肢リーチ＞
ジョン：１７６．０センチ
佐 藤：１７３．０センチ
パーラ：１６８．０センチ
坂 田：１７１．０センチ
＜握力＞
ジョン：右４７．０キロ 左４５．０キロ
佐 藤：右４１．０キロ 左４１．０キロ
パーラ：右４４．０キロ 左４２．０キロ
坂 田：右４６．０キロ 左４４．０キロ
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