茨城県警高速隊は3日、山形県天童市乱川(みだれがわ)、トラック運転手、高橋重義容疑者(58)を道交法違反(救護・申告義務違反)の疑いで逮捕した。
調べでは、高橋容疑者は3日午前5時10分ごろ、茨城県笠間市長兎路(ながとろ)の常磐道上り線で大型トラック(10トン)を運転中、中型トラック(3トン)に追突されて停車せず、走り去った。中型トラックの前部が高橋容疑者のトラック後部にめり込み、約20キロ先の千代田パーキングエリア付近で停止するまで約30分間ひきずられた。中型トラックは全焼し、男性の遺体が見つかった。高橋容疑者は救護のため現場で停車しなかった疑い。
高橋容疑者は配送中で「ドンと前に押される衝撃があったが、急いでいて止まらなかった」と供述している。配送先に連絡するため路肩に止まった際、中型トラックが炎上していることに初めて気付き、通報したという。【原田啓之】
毎日新聞 2008年12月4日 1時24分(最終更新 12月4日 1時40分)