« 【ミニ情報】上場廃止決定の「タスコシステム」、山本健一郎社長に絡む〝金銭トラブル〟が発覚 | トップページ | 【ミニ情報】「天誅」と大書された東京アウトローズに絡む怪文書が流布 »

2008年11月25日 (火)

【特別寄稿】警察、検察、国税〝対策・懐柔・籠絡業〟の「首魁」安藤英雄の正体(3)

201風俗営業業界【警察が主務官庁、次号にて解説】の首魁である安藤英雄(=左写真)は毎年、東京・赤坂の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」で自身の誕生日を祝う会を催している。この誕生日を祝う会は安藤の〝一種の興業〟である。その興業収入は参加者からの祝儀だ。風営業者は普段、安藤の世話になっているので、興業に付き合う羽目になる。同時に、多彩な客の出席は安藤の力の誇示の場でもある。

主賓である安藤は自身の誕生日である故、出席者も身内である故、本音で喋れる。今年は安藤の事情で祝う会は中止されたが、昨年は8月25日、盛大に催された。アントニオ猪木が乾杯の音頭を取り、角界からは九重親方白鳳千代大海などが参加した。エイベックスの松浦勝人および吉本興業の大崎洋も参加し、久間章生代議士は安藤を持ち上げる祝辞を述べた。

しかし、安藤はこの祝う会で致命的なスピーチを披露してしまった。出席者の中には、山口組三代目・田岡一雄の子息に近い筋の人間が参列していたのだ。安藤の不遜なスピーチを後日、この出席した近い筋が数人の他の参列者からも聞き取り調査をした。それに基づいて作成された『報告書』を企業犯罪研究会は入手した。驚愕すべき内容で、日本の「首魁」たる安藤英雄の面目躍如である。しかし、口は禍の元でもある。ここに『報告書』の内容を開示する。安藤英雄の為人(人となり)や正体について読者の賢察を期待する。

『報告書』
 スポットライトを浴びながら、安藤夫妻が紹介され、ステージに向かい登りました・・・。
 そして、誕生日の挨拶をするということで、マイクを持ち、開口一番「来年は私の誕生日会をするかどうかわかりません。なぜなら、体調を崩し、病院に通院しております。すなわち何が言いたいか、私が過去を振り返り世の中の裏と表のお話をします。私がパチンコ業界、ゲーム業界、芸能界やその他あらゆる業界にて、ヤクザや裏方に何故顔が利くのか全てお話します。私は、ゲンヨウシャ・遠山満(ママ)に感銘を受け『どうしても助けてやって欲しい男がいる』と頼まれ助けた男が、田岡一雄です。(呼び捨てです)
 この田岡を助ける為に当時の検事総長や警察官僚などに、あらゆる尽力を尽くし助けた事がある。そう言ういきさつがあった。後は皆様の想像にお任せいたします。
 その後、政治家を助けた。芸能プロダクションの社長が平謝りをした。一流企業の不動産会社の方などなど、私が助けてあげた人ばかりです。」このような話が延々とありました。以上
 その後、挨拶回りでテーブルをまわり、私のテーブルに来た際、私の横にいた宗教関係者(六代目関係者と言ってた人物です)この方との話のやり取りを聞いておりましたところ、『今日は稲川会の総長、その他山口組上から何番目のやつかわからんけど、祝いに来て遠慮して隅のほうに座っておる。皆ワシの若い衆みたいなもんや!』このような事を申しておりました。これは事実です!

当会は、数名の出席者に『報告書』の内容の真偽に関する取材をした。そして裏が取れた。そのため、『報告書』は信憑性があるとの判断で公開した。出席者の中には、たしかに山口組の直参組長がいた。しかし、その組長は山口組幹部ではない。かつて真に「日本の首領」であった田岡一雄を肴に、多数の参列者の前で自画自賛した安藤は、さすがに〝日本の首魁〟である。だが、驕れる者久しからず。『報告書』の作成者は、調査の結果、安藤英雄と田岡一雄とは無関係であり、安藤に対し、誕生日を祝う会での発言の責任を問うと激怒している。(以下次号、敬称略)

【文責・企業犯罪研究会】

(編集部注=冒頭の安藤氏の写真は、ジャーナリスト寺澤有氏が『フライデー』2000年3月17日号に執筆した記事から掲載しました)

|

「企業犯罪」研究会」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/130981/43218243

この記事へのトラックバック一覧です: 【特別寄稿】警察、検察、国税〝対策・懐柔・籠絡業〟の「首魁」安藤英雄の正体(3):

コメント

「遠山満」は、玄洋社の「頭山満」の誤記ではないでしょうか?

投稿: | 2008年11月25日 (火) 03:36

安藤氏の「悪」を追求するのはとても良い事だと思うが、何故に山口組などの任侠組織を出してくる必要があるのでしょう。ヤクザの威を借りたような糾弾姿勢は卑怯で卑劣に感じます。任侠組織に対する「不適切」発言がそんなに問題なのでしょうか。

日本男児らしく、正々堂々と悪を追及してもらいたい。

投稿: 一草莽 | 2008年11月25日 (火) 07:16

このシリーズは読み応えがあります。徹底的に追求して下さい。

投稿: 吉沢 | 2008年11月25日 (火) 08:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)