県医療局が県立沼宮内病院と5つの地域診療センターを、入院ベッドのない無床診療所にする方針を示していることについて、関係する6つの市町村長などが県に対して、無床化を行わないよう要望しました。 今日は花巻市、岩手町、九戸村など6市町村を代表して、浅井東兵衛一関市長が達増知事に提言書を手渡しました。提言書は県医療局の方針について、「拙速で県民の理解は得られない」として、無床化を行わないよう求めています。達増知事は「早い段階で計画案を出せなかったことは申し訳なく思うが、医師不足は深刻で、県立病院のシステム全体の崩壊につながりかねない」と理解を求め、「地域で説明する機会を設けたい」との考えを示しました。これに対し市町村長からは、反発の声が相次ぎました。今日は県議会にも同様の要望が行われましたが、対象の市町村では反対集会が行われている所もあり、無床化をめぐっては今後も曲折が続きそうです。
|