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貝塚中央病院:精神科の拘束患者が転院先で死亡 警察捜査

 大阪府貝塚市の精神科病院「貝塚中央病院」(田村善史院長、406床)で、堺市の男性入院患者(当時48歳)がベッドで身体を拘束中に転落し、つるされるような状態で発見され、緊急搬送先の別の病院で死亡していたことがわかった。府警貝塚署は業務上過失致死の疑いで捜査し、拘束の仕方に問題がなかったかなどを調べている。また、府地域保健感染症課は近く同病院に立ち入り調査する方針。

 同署や府によると、男性は1月17日、自宅前で倒れ、市立堺病院(堺市)に運ばれたが、アルコール依存症の症状などがあり、同夜、貝塚中央病院に入院。同月21日早朝、ベッドから拘束帯で体がつるされるような状態で発見された。腹部を強く圧迫されており、同府泉佐野市の府立泉州救命救急センターに転院したが、3月5日に死亡した。解剖の結果、腸管壊死(えし)や肝硬変の症状がみられた。

 貝塚中央病院は精神科、神経科の専門病院。

 厚生労働省の通達では、身体拘束には指定医の直接診察が必要とされており、同署が当時の診察の状況などを捜査している。【酒井雅浩】

毎日新聞 2008年12月3日 21時03分

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