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復職やスキルアップ支援/小田原市立病院が看護師資格者ら対象にセミナー
- 暮らし・話題
- 2008/12/03
看護師の資格があり、育児などで現場を離れていた人たちのための支援セミナーが三日、小田原市立病院で始まった。受講者は、三十代から五十代までの女性五人と少ないながら、復職やスキルアップを目指して意欲的に取り組んでいる。五日までの三日間。
各地で同様のセミナーが催されている。同病院も慢性的な看護師不足の解消に結びつけようと、二〇〇六年から実施し、今回が三回目。初回のセミナーこそ参加者は二十一人と多かったが、二回目は二人だけだった。
今回は、初日に二人欠席したため受講者は三人。最近の医療・看護の動向や安全な食事介助法をテーマにした講義を受けた。感染予防として、衛生学的な手洗い法を再確認し、各自が実際に手を洗って汚れの落ち具合を機具を使って確かめた。
四、五日は医療の安全に関する講義、また注射や採決、血糖測定、心肺蘇生法など基礎的な看護技術の実技実習を予定する。
受講者の一人、伊原明子さん(38)は九年前まで同病院に勤務していたが、出産のため退職した。復職を目指す中、「(医療の現場で)復帰したばかりだからと言い訳できない。長い間、病院を離れていて自信がなかったので、技術面をもう一度確かめたくて参加した」と話している。
同病院は「医療機器が高度化し、カルテも手書きでなくパソコン対応と、医療現場が急速に進んでいる。復職などを目指す人たちをサポートしたい」(看護部)と、今後もセミナーを開いていく意向だ。
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