母親が乳児殺害を否認 「つまずき海に落とした」宮城県石巻市で5月、港の岸壁から生後2カ月の次女を海に落として殺害したとして、殺人罪に問われた無職宮守香緒里被告(25)の初公判が3日、仙台地裁(山内昭善裁判長)で開かれ、宮守被告は「心中しようと海に行き、つまずいて(抱いていた)子どもを落としてしまった」と起訴事実を否認した。 弁護側も、当初は心中を図ろうとしたことを認めた上で「(岸壁に行ってからは)殺意はなかったし、殺害の実行行為もしていない」と無罪を主張した。 検察側は冒頭陳述で、被告が男性との別れ話のもつれから、心中しようとしたと指摘。「つまずいたことによる被告のけがはなく、不注意などで乳児が海に落ちたとは考えられない」とも述べた。 起訴状によると、宮守被告は5月28日午前0時ごろ、石巻市の石巻港岸壁から次女はるかちゃんを海に落とし、殺害した。
【共同通信】
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