ブルゴーニュ地方のジュヴレ・シャンベルタン村で1933年から始めたドメーヌです。ポーランドから移民し今の当主で2代目です。同じ村の名門Do maine Trapetで働いて醸造を学び、やはり同じジュヴレ・シャンベルタン村でワイン造りを開始しようと決心しこの地に畑を買い、足を降ろしました。
特級のClos Saint DenisとGevrey-Chambertinのいくつかの重要な畑を所有し、非常に几帳面なワイン造りを行っております。色付きを良くする為Trapetと同じ高温発酵法を行い、浸漬は通常3週間、全てのワインを14〜18ヶ月(年によって期間を変えます)リムーザン産のオーク樽で寝かせます。酵母は一切添加せず、濾過は天候の良い年は行い、必要の無い年でも軽く行う、どちらかというエレガントなスタイルで高品質を目指しております。生産量の60%は輸出用と、海外でも人気の高いドメーヌです。我々とのお付合いも3年目を迎え、やっと全アペラシオンを購入することが出来ました。「今年のバカンスはどちらにいかれますか?」との問いに「もちろんポーランドです」と。真黒に日焼けされた笑顔が印象的でした。
(1999.6.22・2001.6.26 新井順子女史 訪問) |