最終更新: 2008/12/03 21:02

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「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれたトルクメニスタンで自由化が少しずつ進んでいます。

かつて「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれたトルクメニスタン共和国では、2007年2月の新大統領誕生にともなって憲法が改正され、現在はインターネットも利用できるようになるなど、自由化が少しずつ進んでいます。

かつては、街の至るところでニヤゾフ前大統領の肖像画が見られたということだが、現在は、その多くがベルディムハメドフ大統領のものに差し替わっている。
トルクメニスタンは、1991年に旧ソビエトから独立して以来、ニヤゾフ前大統領が完全独裁政治を貫いていた。
しかし、2006年に前大統領が死去し、ベルディムハメドフ新大統領は、かつて禁止されていたオペラなどの娯楽を復活させ、インターネットの利用も自由化した。
しかし、取材中に当局者がインタビューを打ち切るなど、報道の自由は、まだ確立されていないのが現状となっている。
市場の女性が「(生活はどうですか?)生活はいいですよ。文句はありません。仕事をすれば生きていけるし」と話すと、当局の男性が「ここはインタビュー禁止だぞ」と、インタビューを打ち切った。
三森駐トルクメニスタン臨時代理大使は「改革、あるいは民主化というものが進んでいるかというと、必ずしも楽観視できないのではないかなと思っております」と話した。
また今でも、政府機関や飛行機の中にまで現大統領の肖像画が飾られ、大統領への個人崇拝体制は続いている。
トルクメニスタンの民主化は、まだ道半ばにあるもよう。

(11/30 06:39)


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