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久しぶりのエントリーです。
サイトをリニューアルしたのでこれからブログには力をいれていきますので宜しくお願いします。

今回はWebサイト制作者がphotoshopを扱う上で欠かせない必須技術
photoshopによる人物の切り抜きがテーマです。

様々な方法がありますが、今回は手軽に、簡単に行う方法を紹介しています。
もちろん写真によっては切り抜き方は全く違うものになりますが
今回の方法をマスターすれば人物だけでなく植物や動物を切り抜くことも簡単に行えるテクニックです。
難しい方法だと、マスクを使ったり、抽出ツールを使ったりとかなり複雑な手順のものも多いです。
特にマスクを使った方法紹介などは「どうやってそんな細かいところまでマスクしたんだよwwwww」
といった気持ちになることも少なくありませんね。

今回のものはそういった複雑な手順をなるべく省いた方法を考えました。

photo7.jpg














続きは以下からどうぞ。

photo0.jpg




















まずは元となる画像を用意して下さい。
最初は背景が単色のものやあまり色の多くないものが簡単です。
というか、背景が白一色だったりしたら勝ったも同然です。
背景が複雑な色合いの場合は色の置き換えなどを使い、なるべく単色に近づけると切り抜きやすいです。

今回は行う作業が少ないのですが理解を深める為、手順をなるべく細かく分けています。


手順1
必要な場合は、元画像に下処理(肌をキレイにしたり)などを施しておく。


手順2
元画像のレイヤーを2枚複製しレイヤー1、レイヤー2とでも名前をつけておく。
この時点で背景とレイヤー1、レイヤー2の3枚。
ちなみに背景は最後までいじらないです。
レイヤー2が一番上のレイヤーとなるように配置して下さい。


手順3
レイヤー1を使い、女性の体部分と、髪の生え際にパスを描く。(画像1)
この作業が仕上がりに極めて影響してくるので慎重に丁寧に。
ただし、生え際部分はおおまかで結構です。生え際ギリギリではなく、髪部分も選択して良いのでおでこ全体を大きく選択していって下さい。

パスを描き終わったら後々使うこともあるので(今回は使いません)パスを保存しておいて下さい。
パスパレットで作業用パスとなっている所で保存できます。
photo1.jpg




画像1











手順4
では、描いたパスを読み込んでください。
読み込んだら、レイヤー1で選択範囲の反転を行って下さい。
選択範囲(S)→選択範囲の反転もしくはctrl+shift+Iにて行えます。





手順5
選択範囲の反転を行った後、削除。画像2のようになりましたか?
ではこのレイヤーは最後まで使わないので選択範囲も解除して置いといてください。
photo2.jpg
画像2














手順6
では次、レイヤー2を選択し、チャンネルパレットを開いてください。
RGBが並んでいますが今回はブルーのレイヤーを複製して下さい。
髪の色によっては選ぶチャンネルが変わります。
ポイントは、髪が一番黒くなっているものを選んで下さい。
今回はブルーが一番黒かったのでブルーとしています。
画像3のようになっていますか?
photo3.jpg
画像3














手順7
ブルーを複製したら、複製したブルーのレイヤーを選び階調の反転を行って下さい。
イメージ(I)→色調補正→階調の反転かctrl+Iで画像の階調が反転します。
画像4のようになったでしょうか??
photo4.jpg
画像4













ではそのまま複製したブルーのレイヤーをいじっていきます。


手順8
ブラシや、レベル補正などを使い、髪の部分を白く塗りつぶしていきます。
要は切り抜きたい部分を白くしたいわけです。
この為にわざわざ髪が一番黒いブルーのチャンネルを選び、階調の反転を行ったわけですね。
だいたい画像5のようになったでしょうか?ここでやりすぎると髪の周辺まで白くなってしまうので
ほどほどが良い感じに仕上がります。
レベル補正が難しくてわからない方はブラシで白く塗ればOKです。
ブラシだと細かいところが難しいですが、割とおおまかな感じでもそれなりに上手く切り抜けます。
photo5.jpg
画像5















手順9
実はこれで髪の選択範囲の作成が終了です。
画像6のように複製したブルーのレイヤーのサムネイルの上でctrlキーを押しながら左クリックをして下さい。
白い部分だけが選択されます。
この際、衣服などの白い部分も一緒に選択されてしまいます。
今回は髪以外の選択範囲は不要なのでなげなわツールなどを使って不要な選択範囲は無くして下さい。
不要な選択範囲を消すにはaltキーを押しながらなげなわツールで不要な選択範囲を囲むだけです。逆はshiftを押しながら。
これで髪の選択範囲ができたと思います。
photo6.jpg
画像6














手順10
選択範囲はそのままにしておき、チャンネルパレットのRGBを選択し、レイヤーパレットのレイヤー2に戻って下さい。
そしてレイヤー2で選択範囲の反転を行い、削除。
そうすると手順8で作った選択範囲以外が消えます。





手順11
背景を非表示にし、レイヤー1、レイヤー2を表示して下さい。
画像7のようになったでしょうか??
photo7.jpg
画像7













これで切り抜きは完了です。
お疲れ様でした。





07年11月08日Posted by h_kondo 全文を表示コメント ( 0) | トラックバック (0) ブックマークに追加する

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