療養病床への転院速やかに 救急病院に搬入の軽症患者療養病床のある病院などで構成する日本慢性期医療協会は3日、重症患者を受け入れる救命救急センターなどに運ばれた軽症患者を療養病床に速やかに転院できるよう、大阪府の医療機関が連携して取り組むと発表した。 国立病院機構大阪医療センターなど、生命の危険がある患者を受け入れる3次救急医療機関の5病院と、療養病床などを運営する22病院が参加。3次救急病院の負担を軽減、本来は受け入れられない軽症患者で満床になるのを防ぎ、重症者の受け入れ態勢を整えるのが狙い。8日から数カ月間試行した上で、参加する医療機関を増やしたい考え。 3次救急と療養病床を結ぶコーディネーターの医師を協会が用意し、患者や家族との面談や書類作成など転院手続きを簡略化。通常7-10日間かかっていた作業を1-3日間以内に終えるようにする。 療養病床側は、脱水症状や肺炎など軽症の高齢者や、急性期の治療を終えた患者を引き受ける。
【共同通信】
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