☆12月1日、月曜午後から帯広地裁で2回目の口頭弁論が開かれました。今回は電話を介しての審問で、会社提出の準備書面に対して、原告の代理人弁護士が不備な点や必要な関係書類の提出を指摘しました。次回の裁判は2月2日(月)午前11時から行われます。次回は会社代理人も出席します。
☆裁判終了後、場所を移動して、傍聴参加者を囲んで報告会がありました。代理人は「会社次第かもしれないが、長くかかるかも知れない。反論するところはして、がんばりましょう」と話していました。
2008年12月3日
2008年11月25日
「名ばかり店長」裁判の原告も参加して寒風の中、元気に街頭宣伝 ***帯広地域労組**
みんなで学習してみんなで行動
帯広地域労組は月1回の定例会を実行しています。毎回はじめの15分は相談役の大畑実さんが組合の基礎知識や争議関連など講師となって学習しています。11月は2回目の宣伝行動をやることにして、23日の日曜、帯広駅前と音更町のオカモトグループの居酒屋前で行いました。全労連のティシュと地域労組の宣伝ビラを道行く市民に手渡しました。21C・ヒオキ分会の組合員も参加しました。オカモトグループに残業代請求で帯広地裁に提訴している原告も参加して「生まれて初めての事で、ただただ寒かった。店舗の前でやれて良かった」との感想でした。
この日の弁士は澤村、大畑のふたり、大畑さんは「みんな積極的になったものだ。H君は記者会見では顔をふせていたし、他のふたりも団交ではなにも言わないけど、今度は組織拡大ができたら一人前だ」と労働運動の大先輩は目を細めていました。
2008年11月12日
雪印・大樹工場の不当労働行為救済申し立て事件、2回目の審問
労働側代理人(長野順一弁護士・川上有弁護士)証人尋問がんばる!
★11月11日、北海道労働委員会で開かれた2回目の証人尋問は、労働側証人の畑中帯労連事務局長と会社側代理人の原田氏(大樹工場前工場長)に対しておこなわれました。畑中事務局長には、労働委員(労、使、公益)からの尋問がありましたが、労働側代表の労働委員からはありませんでした。
★原田氏に対する尋問は会社、労働、双方の代理人からありました。午後4時頃に終了し、救済命令前の「和解」にむけた労使双方の聞き取り調査を実施した後、午後5時40分終了しました。
またもや「ゼロ回答が回答ですから」と原田氏証言
★尋問終了後の調査で、組合側から「今回の団交や尋問に関わる会社の不誠実性を謝罪なりした上で、なにかしらの和解ということにならなければ、意味がない」と主張しました。7日提出した原田氏の陳述書でも不誠実性の上塗りといえるもので、団交でも尋問でも肝心な質問にはのらりくらりの言い回しで避ける姿勢はこの日も健在で、健康診断や住宅手当、家族手当、退職金の廃止などパートナー社員にとっては不利益100%です。代理人の原田氏に対する尋問で「住宅手当や家族手当は正社員だけの問題なのか、パートナー社員だって同じではないか」との尋問にはまともな答えはでませんでした。これには傍聴席から失笑が出ていました。
道労連で「争議総行動」、帯広からバスで傍聴席は40人ほどでぎっしり
★11日は道労連が位置づけた「争議総行動」でした。傍聴席には40人ほどがぎっしり、事務局も椅子の追加に汗だくでした。大樹からは4人が乗用車で朝6時に出発。書記長が前日から奥さん同伴で札幌にきており、弁護士事務所で合流しました。
帯広勢も13人がバスに乗り込みました。21C・ヒオキ分会の分会長がこの日、有休を利用して運転を引き受けてくれました。快晴・快適な運転で安心・安全の往復行路、午後11時過ぎに帯労連事務所に到着しました。
★傍聴者の感想★ *補佐人の大畑さん「補佐人席からも会社代理人の弁護士の尋問、原田氏の証言が全く聞こえなかった。マイクをつけるとか 労働委員会は考えてほしい」。*マイクロバスを運転した地域労組の分会長は「うちの組合でも似たような問題があって勉強になった」。*事務所向かいのHさん「会社は組合の人たちを差別していると思った。誠意が感じられなかった」。など寄せられています。
★11月11日、北海道労働委員会で開かれた2回目の証人尋問は、労働側証人の畑中帯労連事務局長と会社側代理人の原田氏(大樹工場前工場長)に対しておこなわれました。畑中事務局長には、労働委員(労、使、公益)からの尋問がありましたが、労働側代表の労働委員からはありませんでした。
★原田氏に対する尋問は会社、労働、双方の代理人からありました。午後4時頃に終了し、救済命令前の「和解」にむけた労使双方の聞き取り調査を実施した後、午後5時40分終了しました。
またもや「ゼロ回答が回答ですから」と原田氏証言
★尋問終了後の調査で、組合側から「今回の団交や尋問に関わる会社の不誠実性を謝罪なりした上で、なにかしらの和解ということにならなければ、意味がない」と主張しました。7日提出した原田氏の陳述書でも不誠実性の上塗りといえるもので、団交でも尋問でも肝心な質問にはのらりくらりの言い回しで避ける姿勢はこの日も健在で、健康診断や住宅手当、家族手当、退職金の廃止などパートナー社員にとっては不利益100%です。代理人の原田氏に対する尋問で「住宅手当や家族手当は正社員だけの問題なのか、パートナー社員だって同じではないか」との尋問にはまともな答えはでませんでした。これには傍聴席から失笑が出ていました。
道労連で「争議総行動」、帯広からバスで傍聴席は40人ほどでぎっしり
★11日は道労連が位置づけた「争議総行動」でした。傍聴席には40人ほどがぎっしり、事務局も椅子の追加に汗だくでした。大樹からは4人が乗用車で朝6時に出発。書記長が前日から奥さん同伴で札幌にきており、弁護士事務所で合流しました。
帯広勢も13人がバスに乗り込みました。21C・ヒオキ分会の分会長がこの日、有休を利用して運転を引き受けてくれました。快晴・快適な運転で安心・安全の往復行路、午後11時過ぎに帯労連事務所に到着しました。
★傍聴者の感想★ *補佐人の大畑さん「補佐人席からも会社代理人の弁護士の尋問、原田氏の証言が全く聞こえなかった。マイクをつけるとか 労働委員会は考えてほしい」。*マイクロバスを運転した地域労組の分会長は「うちの組合でも似たような問題があって勉強になった」。*事務所向かいのHさん「会社は組合の人たちを差別していると思った。誠意が感じられなかった」。など寄せられています。
2008年11月5日
真っ白な雪に抱かれたトムラウシ山にうっとり! 音更国保裁判支援の会で「交流会」
最高裁の重い扉をこじ開けるために……北野講演収録集完成を記念して……交流会
★10月1日発行の「収録集」が現在まで138冊普及し、175冊の印刷もすでに在庫は4冊ほどになっています。100冊普及して交流会をの合い言葉に奮闘しました。その甲斐あってひとまずの目標を突破しています。読後の感想はいろいろと寄せられています。読んだ人を後悔させないわかりやすく話し言葉なので、一気に読めます。
★11月1日と2日、大雪山系の麓、トムラウシ温泉・国民宿舎「東大雪荘」に集いました。支援する会のメンバー一行は「日本百名山」のひとつ、雪で覆われたトムラウシ山を仰ぎながら最高裁の扉をなんとしてもこじ開けたい!との思いを強くしました。
★東大雪荘のお湯は同行した水の専門家の推奨温泉でもあり、肌にやさしい温泉を満喫しました。夜の宴会では「頭の体操」「ビンゴゲーム」「カラオケ」の定番に踊りの飛び入りも加わって、おいしい料理に舌鼓をうちました。行者ニンニクのおしたしやこくわ酒なども出てきておおいに盛り上がりました。
★二部の「激論集会」は、目も覚めるほどの極論もあればだんまりもあり、混乱する前に切り上げました。明くる日は展望台に足をのばし、曇り空のトムラウシ山を眺望しているうち雪がチラホラ降ってきました。ふと足下を見れば、なんと「紫しめじ」ではないか?…と言うわけで初冬の「きのこ」の拾いものもあり、楽しい2日間でした。
2008年10月29日
オカモトグループ「名ばかり店長」裁判 第1回口頭弁論開かれる!
第1回口頭弁論 会社側、3ページの「答弁書」提出
*28日の帯広地裁での口頭弁論では裁判長が「被告は全面争うとしているが、今年4月から店長になったのはわかるとしても、それまでの副店長の地位権限についての陳述が、双方ないので分けて陳述書を」などと述べて、次回開催日を12月1日とし、5分程度で閉廷しました。
*原告に送られてきた「答弁書」は、原告の請求を棄却するとあるものの、その内容は裁判主旨からは的外れの原告を中傷する内容となっており、時間外手当請求にもかかわらず、数字的な反論はありません。また、管理監督者としての位置づけもすでに訴状で主張しており、それ以上の答弁ではありません。
澤村議長の話「会社の品位が問われる答弁書であり、話にならない」と。労働相談員の大畑さんは「反論するものがないのと同じ」と話していました。
原告、帯労連事務所でドキドキのインタビュー
*原告に対し、STV、HTB、UHB、NHK、読売、毎日などの記者からインタビューを受けました。詳細については帯労連畑中事務局長が対応しました。夕方のニュースでは全道に配信されました。原告は「何せ初めての事だから緊張しました」との事。
早速、元店長から反応 …一斉請求も視野に是非!
*29日、事務局にオカモトの元店長からニュースを見たとの電話があり、「今回の事件とそっくりな内容でしかも、パワハラ、押しつけ、責任押しつけなどひどい会社です。自分も結局辞めざるをえなかった」という内容でした。「当時、前後して副店長4人も次々に辞めて、会社はほとんどの社員を副店長や店長として肩書きをつけ、残業代は一切もらっていなかった。パートさんもそうだと思う」と、告発しました。
*28日の帯広地裁での口頭弁論では裁判長が「被告は全面争うとしているが、今年4月から店長になったのはわかるとしても、それまでの副店長の地位権限についての陳述が、双方ないので分けて陳述書を」などと述べて、次回開催日を12月1日とし、5分程度で閉廷しました。
*原告に送られてきた「答弁書」は、原告の請求を棄却するとあるものの、その内容は裁判主旨からは的外れの原告を中傷する内容となっており、時間外手当請求にもかかわらず、数字的な反論はありません。また、管理監督者としての位置づけもすでに訴状で主張しており、それ以上の答弁ではありません。
澤村議長の話「会社の品位が問われる答弁書であり、話にならない」と。労働相談員の大畑さんは「反論するものがないのと同じ」と話していました。
原告、帯労連事務所でドキドキのインタビュー
*原告に対し、STV、HTB、UHB、NHK、読売、毎日などの記者からインタビューを受けました。詳細については帯労連畑中事務局長が対応しました。夕方のニュースでは全道に配信されました。原告は「何せ初めての事だから緊張しました」との事。
早速、元店長から反応 …一斉請求も視野に是非!
*29日、事務局にオカモトの元店長からニュースを見たとの電話があり、「今回の事件とそっくりな内容でしかも、パワハラ、押しつけ、責任押しつけなどひどい会社です。自分も結局辞めざるをえなかった」という内容でした。「当時、前後して副店長4人も次々に辞めて、会社はほとんどの社員を副店長や店長として肩書きをつけ、残業代は一切もらっていなかった。パートさんもそうだと思う」と、告発しました。
2008年10月22日
4組合・分会の新加盟で明るく元気に定期大会
大会では澤村議長が「全国に先駆けてたたかっている裁判や労働争議、日常的な相談活動など、「格差と貧困」是正のたたかいをまさに闘いながらすすんでいる。みんなで団結して全部の勝利をかちとろう」との挨拶がありました。討論では8人の代議員からの活動報告もあり、ました。
執行部が提案した総括、方針、大会決議(大会宣言、総選挙アピール、音更国保裁判)、新執行部の信任など満場一致採択されました。
2008年10月20日
地域労組の組合員、帯広の克興産(有)に594万円の未払い賃金請求!
** 帯広にも現代版、蟹工船! 労働者の賃金を詐取 **
★10月15日、帯広地域労組の組合員(44才、男)は、2年分の未払い賃金594万円の請求を、帯広地裁に訴状を提出しました。組合員 はこの会社(8人ほどの従業員)に20年もの間、雇用されていましたが、通帳と印鑑は社長にとりあげられたまま、社長からいわれるまま毎月2~3万円のキャシュカードでの引き出しを命じられ、それが毎月の賃金でした。
★男性はつい最近まで、住所は会社にあり、会社の2階に他の従業員とともに寝泊まりしていました。仕事は建設作業員でしたが、季節労働者で冬期間は秋田や新潟に出稼ぎに連れて行かれていました。当然ながら雇用保険の手続きもし、本人名義の口座に振り込まれていましたが、振り込みには会社によって引き出されていました。
★組合員の男性は自分の賃金や雇用保険がいくらなのが給料明細も見たこともなく社長の命令通り2~3万円が自由に使える賃金だと思い込まされていたようです。
★今年初め、帯労連に相談に来て、いろいろ調べて行くうちに事件の全容が少しずつ明らかになりました。北海道労働委員会へあっせん申請もしましたが、社長は出席しませんでした。
奴隷労働にメスを
★今、静かなベストセラーとなっている小林多喜二が20代に書いたと言われるプロレタリア文学の傑作「蟹工船」。組合員の男性は暴力的な社長に怒鳴られ続け、何度も辞めたいといったそうですが、「借金を返してから辞めよ」と身に覚えのない「借金」におびえ、今年にはいってやっと逃げ出すことができました。
★帯労連として団体交渉を申し入れた際にも「ぶっ殺してやる」とたいそう威勢のいい社長だということがわかりました。
★この会社には知的障害者の人も働いており、心配されています。このような会社が表向き「社会的弱者・障害者雇用」を促進していると見せかけてはいますが、実態は奴隷的な労働を強いられてているといわざるを得ません。
★このようなことが繰り返させないよう、関係機関は全容究明と再発防止を徹底するべきでしょう。
★10月15日、帯広地域労組の組合員(44才、男)は、2年分の未払い賃金594万円の請求を、帯広地裁に訴状を提出しました。組合員 はこの会社(8人ほどの従業員)に20年もの間、雇用されていましたが、通帳と印鑑は社長にとりあげられたまま、社長からいわれるまま毎月2~3万円のキャシュカードでの引き出しを命じられ、それが毎月の賃金でした。
★男性はつい最近まで、住所は会社にあり、会社の2階に他の従業員とともに寝泊まりしていました。仕事は建設作業員でしたが、季節労働者で冬期間は秋田や新潟に出稼ぎに連れて行かれていました。当然ながら雇用保険の手続きもし、本人名義の口座に振り込まれていましたが、振り込みには会社によって引き出されていました。
★組合員の男性は自分の賃金や雇用保険がいくらなのが給料明細も見たこともなく社長の命令通り2~3万円が自由に使える賃金だと思い込まされていたようです。
★今年初め、帯労連に相談に来て、いろいろ調べて行くうちに事件の全容が少しずつ明らかになりました。北海道労働委員会へあっせん申請もしましたが、社長は出席しませんでした。
奴隷労働にメスを
★今、静かなベストセラーとなっている小林多喜二が20代に書いたと言われるプロレタリア文学の傑作「蟹工船」。組合員の男性は暴力的な社長に怒鳴られ続け、何度も辞めたいといったそうですが、「借金を返してから辞めよ」と身に覚えのない「借金」におびえ、今年にはいってやっと逃げ出すことができました。
★帯労連として団体交渉を申し入れた際にも「ぶっ殺してやる」とたいそう威勢のいい社長だということがわかりました。
★この会社には知的障害者の人も働いており、心配されています。このような会社が表向き「社会的弱者・障害者雇用」を促進していると見せかけてはいますが、実態は奴隷的な労働を強いられてているといわざるを得ません。
★このようなことが繰り返させないよう、関係機関は全容究明と再発防止を徹底するべきでしょう。
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