2008年 12月 2日
死亡ひき逃げ事件か?元町議の男性死亡
2日、赤磐市の県道で元熊山町議会議員の男性が死亡しているのが見つかりました。男性の体にはキズがあったことなどから警察ではひき逃げの疑いがあるとみて捜査しています。2日午前8時10分ごろ赤磐市徳富の県道脇の溝で男性が死亡しているのを通りがかった人が発見し、警察に通報しました。亡くなったのは近くに住む無職で元熊山町議の矢部昌平さん(66)です。矢部さんの体にキズがあったことや県道に車のブレーキのあとが残っていたことから警察はひき逃げの疑いがあるとみて目撃した人を探しているほか、遺体を司法解剖して死因を調べることにしています。近所の人によりますと矢部さんは1日午後9時ごろまで赤磐市内の忘年会に参加していたということです。

子供の足の指を切断した父親 送検
ハサミのようなもので当時4歳の二男の足の指を切断したとして傷害の疑いで逮捕された父親が2日、岡山地方検察庁に身柄を送られました。送検されたのは、岡山市当新田の無職、長石学容疑者(39)です。長石容疑者は去年9月17日、自宅で当時4歳の二男の左足の小指をハサミのようなもので切断し、全治6週間のケガを負わせたとして1日、逮捕されました。長石容疑者は妻と3歳の長女、1歳の三男と4人暮らしで二男は2歳のころから市内の児童養護施設に預けられ、自宅に一時帰宅した際に被害にあいました。二男の上半身にはやけどの跡が多数あり、警察では日常的に虐待が行われている疑いがあるとみて調べています。

岡山市役所にファジアーノ応援の懸垂幕
ファジアーノ岡山のJリーグ昇格を祝う懸垂幕が2日、岡山市役所に掲げられました。岡山市役所には1日にJリーグへの昇格を決め、岡山県初のプロサッカーチームとなったファジアーノ岡山の手塚監督や選手たちが訪れました。そしてJリーグ昇格を祝福する高さ7メートルの懸垂幕が市役所の壁に掲げられました。岡山市は練習場の整備を進めるなどファジアーノ岡山を今後も支援をしていくということです。ファジアーノ岡山の開幕戦は来年3月上旬の予定で来シーズンから18チームが所属するJ2を舞台に戦うことになります。

クリスマス電車
岡山市の路面電車にクリスマスのデコレーションを施した電車がお目見えし、2日から運行が始まりました。これは岡山電気軌道が毎年12月に運行しているもので、岡山駅前で行われた出発式には幼稚園児約30人が招待されました。リースやクリスマスのポスターで飾りつけられた路面電車に園児達はおおはしゃぎ。クリスマスムード満点の車内でサンタクロースから一足早いプレゼントが贈られました。このクリスマス電車は今月25日のクリスマス当日まで岡山電気軌道の東山線で1日5往復運行されます。

出生届不受理問題で総社市長が会見
民法のいわゆる300日規定で、総社市の女性が先月、子供の出生届を市に受理されなかったことが分かりました。これを受け、総社市の片岡市長は2日、国に法改正を求める意向を明らかにしました。この問題は総社市の20歳代の女性が出産した女の子の出生届を現在の夫が先月10日に市に提出したところ、「離婚後300日以内に生まれた子は前の夫の子と推定する」とした民法の規定を理由に受理されなかったものです。女性側は法の下の平等に反し、違憲として、市に330万円の損害賠償を求め、4日、提訴する予定です。これを受けて、片岡市長が2日会見し、「民法の規定に問題がある」とした上で、できるだけ早く国に法改正を申し入れる意向を示しました。女性は前の夫からの暴力がもとでおととし9月から別居し、今年3月に裁判で離婚が成立していて、その間に今の夫との間で妊娠していました。

定額給付金の事務手続き説明会
国が経済対策のため1人あたり1万2千円を支給する定額給付金の事務手続きについて、岡山県内の市町村の担当者を対象にした説明会が2日、開かれました。県内27の市町村などから担当者約50人が出席し、定額給付金の申請方法や支給方法などの事務手続きが説明されました。また、本人確認をどう行うかや申請が困難な人への対応など課題も報告されました。出席者からは「1人暮らしのお年寄りなどは申請が困難なことも予想され、本人確認の要件を緩和して欲しい」や「財源はどうするのか」などの質問や要望が出されていました。国の定額給付金では1人1万2千円、18歳以下と65歳以上の人には2万円が支給されます。また所得制限について県内の市町村では手続きが煩雑になることから制限は設けない見通しです。

不正経理調査をオンブズが申し入れ
全国12の道府県で国の補助金の使い道をめぐり不正経理が見つかったことを受け、岡山県でも内部調査を行うよう、市民オンブズマンが申し入れました。市民オンブズマンおかやまの重田龍三代表ら5人が岡山県庁を訪れ、担当者に申し入れ書を手渡しました。申し入れでは、第3者による調査委員会を立ち上げ、県が国から受けた補助金の使い道について適切かどうか調査するよう求めています。国から支給された補助金の使い道について全国12の道府県を調査したところ総額約5億6000万円の不正経理が見つかりました。申し入れを受け県では、会計検査院が今後、全国的な調査を行うことから、「調整しながら適切に対応したい」と話しています。