事件・事故・裁判

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

割りばし死亡事故:検察上告断念へ 医師の無罪確定見通し

 東京都杉並区で99年、保育園児の杉野隼三(しゅんぞう)君(当時4歳)がのどに割りばしを刺して死亡した事故を巡り、業務上過失致死罪に問われ、東京高裁で無罪が言い渡された医師、根本英樹被告(40)について、検察当局は上告を断念する方針を固めた模様だ。上告期限の4日までに正式決定するが、医師の無罪が確定する見通しになった。

 06年3月の1審・東京地裁判決は、医師の過失を認定する一方、「死亡との因果関係がない」と無罪を言い渡した。高裁は先月20日「CT(コンピューター断層撮影)検査などをすべき注意義務があったとはいえない」と過失も否定した。

 高裁判決について検察側は▽民事裁判の1審でも同様の認定がされている▽判例違反などの上告理由が見当たらない--ことなどから上告は困難と判断したとみられる。

毎日新聞 2008年12月2日 21時43分(最終更新 12月2日 23時05分)

事件・事故・裁判 アーカイブ一覧

 

特集企画

おすすめ情報