2008年12月3日 10時45分更新
インド西部のムンバイで起きた同時テロ事件で、武装グループに銃撃され死亡した真庭市出身の津田尚志さんの告別式が2日、千葉県市川市で営まれました。
三井丸紅液化ガスの社員で真庭市出身の津田尚志さん(38)の告別式は、2日、昼前から千葉県市川市の寺で営まれました。
告別式には、親族や友人、同僚などおよそ200人が参列し、親族の代表が「前途ある青年の命を奪ったテロを我々は永遠に忘れません」と述べました。
そして、津田さんのひつぎが車に乗せられて出発すると、参列者の中にはすすり泣きをしながら手を合わせる人もいました。
大学の同級生でフォークソング愛好会で一緒に活動した伊藤武史さんは「津田さんとは卒業後もよく遊びに行くなど親しくしていて、とても今回の事件は信じられません」と話していました。
また、中学時代からの友人の牧弘さんは「津田さんは勉強もスポーツも一生懸命で、僕たちの中でヒーローみたいな存在でした。半年前に会ったとき仕事にも家族にも恵まれてとても幸せだと話していました。なぜこんな事件で死ななければならないのかわかりません」と涙を浮かべながら話していました。