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権駐日大使、「韓国復帰希望説」を否定

 権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使(写真)は2日、韓国人特派員らとの懇談会で「(メディアで報道された“韓国国内復帰希望説”は)全く事実でない。わたし自身、(大使職に)全力を投じており、長期的な計画を立て任務に当たっている」と語った。権大使は「ソウルで不本意な記事が伝えられたが、事実関係が違う」と弁明、「駐日大使として来た以上、足跡を残したい。それには時間が必要で、一人ですぐに(韓国に)帰るつもりはみじんもない」と述べた。

 権大使は、先週一時帰国したことについて、「プライベートな所用のためで、外交部長官に公文書で帰国許可を受けている。帰国の際には教育科学技術部などに立ち寄り、東京韓国学校の問題などについて協議した」と説明した。また、「わたしに教育部長官になりたいという考えがあったら、教育部に行くだろうか」と、「教育部長官希望説」も否定した。

 権大使は「現在の金融危機に関し、大使館関係者・日本に駐在する韓国の金融機関関係者らが参加する“金融・経済状況点検会”を開く一方、日本の政界・財界有識者とほぼ毎日会い、両国の協力問題について協議している」と話している。そして、「金融危機は国際関係の秩序に根本的な変化をもたらす可能性が高い。日本はかつてないほど韓国にとって重要な国になり得る。そのため対日関係はいっそう難しく、大切だ」とも語った。

辛貞録(シン・ジョンロク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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