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2008年度版
2008年12月01日
台湾の元「従軍慰安婦」の証言に感動した生徒たち
自主的参加の講演会に96名が参加
11月28日(木)と29日(金)の2日間、台湾の元「従軍慰安婦」の呉秀妹さん(92才)をお招きして授業(28日)と「お話を聞き、未来を語る会」(29日 高校1年生 希望者対象)が行われました。とりわけ、29日の自主的な参加の「会」では、試験終了後にも関わらず、96名の生徒が自主的に参加し、教室の椅子が足りないほどの大盛況でした。呉秀妹さんのお話の内容は衝撃的なものでした。生徒たちは息をのんで話に聞き入りました。最後の「恥ずかしい話しを聞いてくれて、ありがとう」という、呉秀妹さんの言葉は彼女の人生の重さを生徒たちの胸に残しました。
今回の講演は、生徒に大きな感銘を与え、事実を知ることの重みと、知ることからさらに行動に移すことの重要性を学ものでした。28日の「平和開発論」の授業で呉秀妹さんの話を聞いた生徒からは、翌日に呉秀妹さんに寄せ書きのプレゼントなどもお渡しすることができました。
呉秀妹さんとの感動的な出会いを通して歴史の真実を学び、過去の過ちを繰り返さないような次代の主権者にふさわしい歴史認識を身につけて行く重要性が明らかになった講演会でした。
以下に生徒の感想文を紹介します。
「今日という日をひとつの進歩として、迎えるつもりでした。森口先生が今回の会の事をお知らせして下さった時に、もう行くと決めていました。僕は、ファシズム体制が犯した残虐行為や、大戦の経過について、独学で勉強してきました。しかし、旧日本軍性奴隷については、中学2年までは知りませんでした。自分なりに勉強して、あまりはっきりしなかったので、判断を避けて来ました。今日の話しは楽しみであり、怖かったです。お話しを聞いて、日本で戦争中の事を教育されて来なかった事が分かった。これは、私たちの世代が知る権利を剥奪されていることだ。補償問題の責任は、非常に重いと思う。正直、恥ずかしい。謝らないで,何が解決するのか。腹立たしい。知るだけではなく、僕らも寄り合って行く事が大切だと思う。平和とは何なのかを追求して行きたい」(M君)
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