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中電:太陽光発電所建設へ CO2排出量削減策の一環で

中部電力が建設する7メガワット級の太陽光発電所「メガソーラーたけとよ発電所」=同社提供
中部電力が建設する7メガワット級の太陽光発電所「メガソーラーたけとよ発電所」=同社提供

 中部電力は2日、二酸化炭素(CO2)排出量削減策の一環として、愛知県武豊町の武豊火力発電所の敷地内に発電出力7メガワット(7000キロワット)の大規模太陽光発電所を建設すると発表した。来年11月に着工し、11年10月に運転を開始する予定。投資額は最大数百億円になる見通し。中電では初のメガワット級太陽光発電所で、発電能力は国内の太陽光発電所では4番目の規模となる。

 太陽光発電の大幅な拡大を掲げた「福田ビジョン」を受け、電気事業連合会は9月、電力10社で20年度に太陽光発電能力を14万キロワットに引き上げる目標を発表した。電力各社は「メガソーラー発電所」の開発に取り組んでおり、これまでに東京、関西、九州電力の3社が計5カ所での建設計画を公表している。

 中電が新設するのは「メガソーラーたけとよ発電所」(仮称)。建設場所は06年に建設計画を中止した武豊火力発電所5号機の予定地で、ナゴヤドームの2.5倍に相当する約12万平方メートルの敷地一面に太陽光パネルを設置する。年間発電量は一般家庭2000世帯の年間電力消費量に相当する約730万キロワット時を想定しており、年間約3400トンのCO2排出削減効果があるという。【中井正裕】

毎日新聞 2008年12月3日 1時43分(最終更新 12月3日 1時59分)

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