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51歳教諭が女子児童7人にわいせつ行為 都教委が懲戒免職へ

2008.12.3 01:28

 東京都内の区立小学校に勤務する男性教諭(51)が、1年半以上にわたって、同校の女子児童7人の体を触るなどのわいせつな行為を行っていたことが2日、分かった。教諭は校長から再三にわたってやめるよう指導を受けていたというが、「児童と会話によるコミュニケーションが苦手だった」などとして行為を続けていたという。事態を重視した都教育委員会では近く教諭を懲戒処分にする方針。

 関係者によると、教諭は平成18年9月中旬から20年5月下旬にかけて、勤務先の小学校の図工室で3〜5年の女子児童7人の胸や腰、背中を服の上から触った。また、両手を両脇の下に入れて脇腹をくすぐったりしたほか、電気掃除機の吸い口部分で児童のスカートをめくる行為を続けたとされる。

 教諭の行為について、児童や保護者から訴えを受けた校長や副校長が、繰り返し教諭に行為をやめるよう指導。しかし、教諭は「口べたで自分の思いをうまく伝えられない」などと釈明しつつ、児童に直接触れる行為を続けたという。

 学校側では今年6月に教諭を教壇から外し、区教委に報告。その後、保護者や全児童に対して経緯説明と謝罪を行っていた。

 都教委では調査の結果、教諭の一連の行為がわいせつにあたると判断。近く処分する方針だが、教諭の監督者である校長に対しても(1)わいせつ行為の事実をきちんと確認しなかった(2)教諭への指導や教委への報告が遅れた−ことなどから、児童への被害が拡大したとして、校長に対する処分も検討するものとみられる。

 都内では、西東京市立中の男性教諭(29)が勤務先の中学に通う女子生徒にわいせつな行為をしたとして、警視庁田無署に都青少年育成条例違反の疑いで、11月末に逮捕されていた。

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