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タイ最大与党など3党に解党命令 憲法裁、ソムチャイ内閣総辞職

 【バンコク=三河正久】タイ憲法裁判所は2日、昨年12月の総選挙で党ぐるみの選挙違反があったとして、最大与党「国民の力党」と第2党「タイ国民党」、第4党「中道主義党」に有罪判決を言い渡し、解党処分を命じた。「国民の力党」の党首であるソムチャイ首相ら各党の幹部は被選挙権が5年間、剥奪(はくだつ)された。これにより同首相は失職となり、ソムチャイ内閣は総辞職に追い込まれた。

 実質審議なしの異例の早期判決言い渡しで、タクシン元首相に反対してきた勢力が占める司法が政権崩壊を先導した格好となった。国民の力党は昨年12月の総選挙(下院選)で、票買い取りなどの違反があったとして選挙管理委員会から訴えられた。国際空港占拠事件と併せて、タイ政治は混迷の極みを迎えた。(15:49)

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