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2008/12/02 17:12 KST
北朝鮮向けビラ散布強行、進歩団体ともみ合いも


【坡州2日聯合】政府の自制要請にもかかわらず、自由北韓運動連合と拉北者家族会が2日、京畿道・臨津閣の「自由の橋」で北朝鮮に向けたビラ散布を強行した。

 両団体の会員らは拉致被害者の送還を求める内容などが盛り込まれたビラ10万枚を10個の風船につけて飛ばす予定だったが、韓国進歩連帯、全国女性連帯、韓国青年団体協議会などビラ散布を反対する進歩団体の会員らともみ合いになり、風船1個だけを飛ばした。もみ合いで進歩団体会員1人が負傷し、ガス銃を発射した自由北韓運動連合の会員1人が警察に連行された。

 京畿北部進歩連帯のファン・ワンテク執行委員長は「国内経済が厳しい状況で南北関係も行き詰まり、ビラ散布の自制を勧めるためにこの場に来た」と説明し、国民の被害を考慮し、やりたいことを我慢することも必要だと主張した。

 一方、拉北者家族会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表は「ビラ散布は北朝鮮に拉致された家族の生死を確認するためのものであって、南北関係の断絶を望むものではない」とし、拉致被害者問題が解決されるまでビラ散布は続けると明らかにした。

ビラ散布をめぐりもみ合う保守団体会員(左)と進歩団体会員=2日、坡州(聯合)