3年5ヶ月で5億円の資産を築いた! 株式投資「システムトレード」の極意
概 要
3年5ヶ月で5億円の資産を築いた著者が、どんな相場でも勝ち残る「システムトレード」の極意を解説。相場の入門的な知識を得ている人を対象に、チャンスを見逃さない売買ルールと徹底したリスク管理で、利益を上げる方法を検証結果を交えながら紹介します。売買ルールの立案から売買ルール評価のための指標や統計数字の見方までを含めた「システムトレード実践の手順」、売買ルール構築の3つの原則、逆張り型売買ルールの作り方、順張り型売買ルールの作り方、売買ルールの分散やカーブカッティングの回避など、システムトレードを確実に成功させる4つの対策を詳しく解説しています。
著者 | 保田望 |
価格 | 円(税込)(本体1500円) |
ISBN | 978-4-7980-2131-7 |
発売日 | 2008/12/5 |
判型 | 四六 |
色数 | 1色 |
ページ数 | 256 |
CD/DVD | - |
対象読者 | 初級 |
シリーズ | - |
目次
第1章 相場で成功する「唯一の方法」とは?
1 なぜ「システムトレード」なのか?
8割の投資家が消えていく!?
ほとんどの投資ノウハウが役に立たない理由
唯一の答えが「システムトレード」
2 システムトレードと裁量トレード
システムトレードが本格化した背景
システムトレードが優位な2つの理由
夢や刺激より「安定した利益」を
3 システムトレードは完璧な手法なのか?
「あくまで過去の話」という指摘もあるが……
優秀なトレーダーは皆「自分のルール」を持っている
システムトレードは「もっとも合理的な選択」
4 マーケット予測とシステムトレード
「投資にはマーケット予測が不可欠」という誤解
予測に責任を持たないアナリスト
予測が無意味であることを知る
予測に頼らない手法が「システムトレード」
第2章 システムトレード実践の手順
1 システムトレードの3つのステップ
システムトレードの流れ
2 ステップ1~売買ルールの立案~
最初は先人の知恵を借りるのもOK
ポイントとなるのは「数値化」
3 ステップ2~過去データによる検証~
バックテストとは?
ただ儲かっていればいいわけではない
4 ステップ3~トレードの実践~
トレードは「お金の回収作業」
必ず検証結果に基づいた判断を
5 売買ルールを評価するための基本指標とは?
売買ルールを評価する「6つの統計数字」
総トレード数とは?
勝率とは?
ペイオフレシオとは?
期待値とは?
年利とは?
最大ドローダウンとは?
500万円を運用した事例で計算すると……
6 統計数字を見る際に注意すべきこと
統計数字を見る際の3つの注意点
すべての統計数値について完璧な売買ルールはない
特定の統計数値にこだわる危険性
勝率が低くても勝てるルールがある?
複数の数値を併せて考える
過去に通用した売買ルールが将来にも通用するとは限らない
7 検証作業をおこなうために必要となるツールについて
検証作業をおこなう4つの方法
手作業で十分な検証ができますか?
Excelを使うのも非現実的
ベストな手段は独自開発だが……
検証ソフトが合理的
第3章 売買ルール構築の「3つの原則」とは?
1 売買ルールを構築する時に忘れてはダメなこと
常に意識すべき3つの原則
2 自分自身の手で検証せよ
システムトレーダーにとって一番大切なこと
他人の売買ルールに従う危険性
他人のルールを信じ切れますか?
3 十分なサンプルで検証せよ1~銘柄数について~
銘柄数が重要な2つの理由
一見有効そうな売買ルールでも……
銘柄数を増やすだけで逆の検証結果に!
特定銘柄だけに通用するルールの危険性
4 十分なサンプルで検証せよ2~検証期間について~
検証期間が重要な2つの理由
下落相場で有効な売買ルールでも……
検証期間を変えるだけで逆の結果に!
どんな相場でも通用するルールを見つけるために
5 実際に運用可能な条件で検証せよ1~資金量について~
資金量次第で逆の結果になるルールも!
6 実際に運用可能な条件で検証せよ2~リスク許容度と生活スタイル~ 110
最大ドローダウンはどう決める?
リスクとリターンのバランスを考えよう
資金200万・年収500万のサラリーマンならOKでも……
資金5000万・無職には危険すぎる!
慣れないうちはリスクを抑える
第4章 「逆張り型」売買ルールの作り方
1 売買ルールを実際に作る
ルールそのものより「作り方」が大切
使用するのはテクニカル指標のみ
指標マニアにならないように注意!
2 逆張り型売買ルールの作り方1~逆張り型のエントリー条件~
売られすぎた銘柄の反発を狙う
移動平均乖離率による数値化
展開を確認する
ストキャスティクスによる数値化
有効性は統計的傾向で判断する
危険銘柄と流動性のない銘柄を排除する
3 逆張り型売買ルールの作り方2~逆張り型のイグジット条件~
利食いの条件を設定する
期限切れの条件を設定する
売買ルールを検証してみる
4 逆張り型売買ルールの作り方3~運用資金の条件を加味する~
資金量を考慮しないルールは非現実的!
資金制約に合わせた条件を追加する
資金量次第で結果が異なる理由
5 逆張り型売買ルールの作り方4~資金制約のリスクを回避する~
エントリー条件を見直す
突入タイミングを見直す
さらに条件を練り上げる
6 逆張り型売買ルールの作り方5~さらにリスクを低減する~
リスク管理を徹底し、長期運用に耐えうる逆張り型売買ルールを構築する
銘柄分散の度合いを広げる
レバレッジを過大にしない
資金を分割して投入する
第5章 「順張り型」売買ルールの作り方
1 順張り型売買ルールの作り方1~順張り型の基本ルール~
上昇トレンドの発生を数値化する
ブレイクアウトによる数値化
展開を確認する
統計的に検証してみる
2 順張り型売買ルールの作り方2~資金条件を加味する~
資金量を加味して検証すると……
条件改善の可能性を考える
3 順張り型売買ルールの作り方3~ブレイクアウトの条件を見直す~
いくつかのブレイクアウト期間で検証してみる
4 順張り型売買ルールの作り方4~下落相場への対策を考える~
課題となるのは「下落相場への対策」
シグナル数の条件を見直す
第6章 より安定的なトレードのための「3箇条」
1 売買ルールを分散せよ
複数の売買ルールの併用を考える
平行運用の2つの方法
それぞれの資金稼働率を確かめる
平行して運用した場合の資金稼働率は?
平行運用のパフォーマンスを確かめる
売買ルールの相互補完を目指そう!
2 あらかじめ複数の売買ルールを持っておけ
過去になかった事態に遭遇したら……
性質の異なる売買ルールを持っておく
常に新しい売買ルールを開発し続けよう
3 カーブフィッティングを回避せよ
カーブフィッティングを判断する「3つの基準」
十分なサンプルで検証しているか?
個別銘柄要因でパフォーマンスが押し上げられていないか?
パラメータを微修正してもパフォーマンスは安定しているか?
第7章 システムトレードを確実に成功させる「4つの対策」
1 システムトレードを失敗させる原因とは?
ルール通りの運用ができていますか?
トレーダーの「パンドラの箱」
利益の上がるトレードは人間心理にそぐわない
ルールを守るための対策が必要
2 投資プロセスを極力システム化せよ
損する局面でも冷静にルールを実行できますか?
手間軽減だけではない「システム化のメリット」
3 検証結果を穴が開くほど見つめよ
すべての答えは検証結果の中にある
「実際にポジションを持っているつもり」で見る重要性
腑に落ちていないルールは運用できない
4 リスクにさらす資金を制限せよ
5年分の年収を失っても冷静でいられますか?
想定ドローダウンの2倍が目安
誰よりも長く投資の世界で勝ち残るために
5 一回ごとの勝ち負けにこだわるな
日々の結果に一喜一憂しすぎる投資家たち
「長期にわたって資産を増やし続けること」のみを追及する
売買ルールを入れ替える条件
ビジネスとしてのトレードを実現するために