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金総書記、重病か 建国60年閲兵式欠席

 【ソウル=山口真典】米韓などのメディアは9日、北朝鮮の金正日総書記が重病にかかった可能性があると相次いで報じた。北朝鮮は同日、建国60周年を迎え、民兵などの閲兵式を開いたが、金総書記が異例の欠席をしたことから、日米韓など関係国政府は事実関係の確認を急いでいる。

 ロイター通信は西側情報当局者の話として「総書記が最近2、3週間の間に脳卒中を発病した可能性がある」と報じた。ただ、今のところ権力の委譲を示す兆候はないという。AP通信も米情報当局者の話を引用し「脳卒中にかかった可能性がある」と伝えた。

 韓国紙の朝鮮日報は9日付で、中国消息筋などの話として「総書記が8月22日に病気で倒れた」と指摘、中国の医師5人が最近訪朝したと報じた。 (02:18)

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