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刹・椎・賭・遡を常用漢字に追加 文化審議会が暫定案

 社会生活でよく使われる漢字の目安「常用漢字表」の改定作業を進めている文化審議会の漢字小委員会は22日、188字を新規追加し、現行の常用漢字から5字を外すとした暫定案をあらためて審議し、「蒙」を除外した上で、古刹の「刹」、脊椎の「椎」、賭博の「賭」、遡上の「遡」の4字を新たに加える案をまとめた。

 暫定案の合計漢字数は現行の1945字に対し、2131字に増えることになる。

 小委は、常用漢字表に入れる漢字の音読みや訓読みの見直しをしており、現行の表にはない「育む」「応える」「関わる」といった読み方を追加する案を示した。

 小委が7月にまとめた暫定案は、現行から「勺」「匁」など、あまり使われなくなった5字を除外し、代わりに「岡」「茨」「畿」など県名などに使われる漢字や、「挨」「拶」など熟語として使用頻度が高い漢字188字を加えていた。〔共同〕 (14:10)

9月22日の社会ニュース

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